セツブンソウに逢いに行く
今年は野山の花の咲きあがるのがとても早いようで、セツブンソウも例外ではなく、なんと節分前から開花したという便りをあちこちで耳にします。
野草を見て歩くようになってほぼ6年になりますが、考えてみればその間に4回、セツブンソウを見に行ってます。他の花は四国で見ることがあっても、このセツブンソウだけはなぜか四国には咲かないのです。ですから、わざわざ本州に渡る事になります。
今年はもうセツブンソウのお花見はパスしようかなと思っていたのですが、野草友達のRさんから一昨日、お誘いの電話がありました。月末でもあり、用事もあったのですが、何とか都合をつけて行く事になりました。
今回はRさんが車を出してくれるそうで、運転も彼女にお任せしました。
8時50分に自宅の近くで拾ってもらい、次いで9時過ぎに瀬戸大橋乗り口近くで、Rさんの知人の方3人を拾ったあと、青空の広がる空の下、いざ瀬戸大橋を渡ります。
私がハンドルを握らないのは珍しい事で、この機会とばかり車中から橋の様子をカメラに収めました。
波の穏やかな瀬戸内海は、外海を見慣れている人には、まるで巨大な湖に見えるかもしれません。
瀬戸大橋は本の15分ほどで走り抜け、そのまま高速山陽道、岡山道と乗り継いで、目指すインターに下りたのは10時ごろ。一般道に下りますが、去年走っている道ですし、Rさんの車はナビ付きなので、ナビが案内してくれるので。道を迷う事もありません。
周囲に広がる光景は、去年見たのと同じ冬枯れの山々です。このあたりの山々は自然林が多く、その自然林の山すそに落ち着いた佇まいで民家が建っています。同行のNさんが「綺麗な家ばかりやね~」と感心しています。どの家もツーバイフォーなどではなく、黒っぽい屋根で家並みが統一されていて、落ち着きます。
香川と違うのは麦や野菜を作っている畑が少なく、田んぼや畑もいかにも冬枯れという風景をしています。
日本人の原風景なのかも知れません。
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