里山の春、ニオイタチツボスミレとニオイスミレ
昨日行った里山はスミレが6~7種類も咲く山で、標高のそれほど高くない山にこれだけのスミレが咲くのは、この辺りでは珍しいと思います。
コスミレを確認した後はまた車で車道を登っていきます。
確か去年、珍しいスミレを見た場所に来ました。
友達に車を停めてもらいました。
咲いています咲いています。
濃い紫で葉が丸っぽいスミレ、去年はミヤマスミレだと思ったのですが・・。
近付くと何やら甘い香りが漂います。????去年はこんな甘い香りがしたかな~?Hさんもやってきて、「ちょっと近付いただけで、ものすごく香るね」と。
そうなのです。ミヤマスミレと思っていたのはニオイスミレなのでした。
それにしてもよく園芸店で見かけるニオイスミレは八重咲きのものが多いのと、ワタシは今までニオイスミレというものを育てたことがなかったので、去年はこのスミレがニオイスミレだと気付かなかったのでした。
ミヤマスミレの自生する場所は山地から亜高山とあるので、やはり去年、疑問に思うべきでした。
それにしても園芸種が逃げ出したとはいえ、山の中で群生していると可憐なのには違いないです。
もう少し植えに登ってから見かけたこのスミレはニオイタチツボスミレです。
↑のニオイスミレに勝るとも劣らないほどの香りを振り撒いていました。顔が丸っこくて色のはっきりしたスミレです。たまに香りのないものもあるそうですから香りがなければ似生いタチツボスミレではないというわけでもなさそうです。
ずいぶん葉がよく繁った株ですね。
分布は<北海道(南西部)~九州。日当りのよい乾いた草地や落葉樹林。>となっていて、ほんとにそのとおりの場所に生えていました。
日当たりの良い山の斜面では早くもフキがフキノトウではなく花茎を伸ばして花を咲かせています。近くにはフキの葉っぱもすでに出ているようですね。
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