低山に春蘭を見に行く、その2
ヒメハギです。うちの近くの低山でも春になると咲きますが、ここでもずいぶんと乾燥した場所で咲いています。何もこんなにカラカラな場所で咲かなくてもいいのにね~と言いたくなるほどです。ヒメハギの仲間でポリゴナムというのが最近、HCなどで売られているのを見ますが、やはり野生の花のほうが花も小さくて、私は好きです。
こちらは樹木で、イブキシモツケのようです。勿論、花はまだで、去年の咲き跡が見えているだけです。コデマリのような花を咲かせますが、去年までてっきり誰かがコデマリを山の中に植えているんだとばかり思っていたのでした。よく見るとこのイブキシモツケもあちこちにあって、花の時期に来たら、さぞかし綺麗だろうと思われます。
茶色い葉っぱが見えているのはうヤマコウバシだと思います。この前から皿ヶ嶺でもアブラチャンをヤマコウバシと勘違いしたりしたのですが、ヤマコウバシは低山に多く、茶色い葉っぱは固めのしっかりした葉っぱです。それにしてももっと高い山ですでにクロモジなどが咲き始めているというのに、ヤマコウバシはまだ花芽もそれほど膨らんでいません。早く花が見てみたいものです。
あと3日か4日もすれば咲きあがりそうです。
同行の男性の方が「いいものが見られた」と、すごく喜んでくれました。
初めて見たのですが、シュンランの実をつけた株もありました。ちょっと見、ユリの実とよく似ています。
それにしても実をつけて力を使い果たしたのか、今年の花芽が上がっていません。
ここにも春の山ではお馴染みのヒサカキが咲いています。この木の花はずいぶん赤いですね。
普通は白いのが多いです。
1時間ほどで山頂に着きました。念のために、道をもう少し進んでみます。そうしたら、ダンコウバイの花が見えましたので、少しだけヤブをこいで、撮影してみました。青空に黄色の花がとても綺麗です。
直ぐ近くには山桜やミツバツツジの木も見えますから、4月半ばごろには良い眺めになるでしょうね。しかも眼下には海が望めるのです。
コメント