戻り寒波の中、花を見に行く、アワコバイモ
日曜日の20℃はあろうかという陽気はどこへやら、昨日から一転、北風の吹く寒い日になっています。
昨日はそんな中、先週末から携帯メールで連絡を取っていたTさんと山里に野草を見に行ってきました。Tさんとは2月末に寒峰でのフクジュソウのお花見で、初めて一緒に山に登らせていただきました。山も山の花も大好きでこの人なら山の花の自生地を教えても大丈夫と思ったのです。
予報では寒波のせいで寒くなりう、最高気温が9℃といっていたので、ユキワリイチゲの開花はもともと期待はしていませんでした。自生地までご案内すれば、一人でもどんどん山に登られていたTさんのことですから、ご自分で天候にいいときを見て、行かれるでしょうから。
8時半に某所で待ち合わせして、私の軽四に移っていただいたら出発です。歩きはたいしたことはないので、リュックの中にはコーヒー用のお湯が入ったポットとインスタントのコーヒーセット、ブンタン、手袋が一個だけ。
山里までやってきたら、2月でも11℃という表示が出ていたのが、2℃という温度になっています。
ユキワリイチゲは案の定、花を閉じています。今日は気温が低いので、開いた姿は望めそうもありません。
去年アワコバイモが咲いていた場所を見てみました。
すると、思いがけずアワコバイモの花が咲いているのが目にとまりました。
この前は咲いてなかったのか、それとも私が気付かなかっただけなのか・・。
何しろ、花も葉っぱも暗い迷彩模様をしているので、落ち葉や土の上に生えていてもわかりにくいのです。Tさんが「わ~、こんなに小さくて地味だったら、普通に見ていたんじゃ、わからないね」と感心しています。コバイモの名は聞いたことがあって、見てみたいと思っていたけど、今まで見たことがなかったそうです。
少し上のほうにも2,3輪が固まって咲いているのが見えたので、横のほうから踏み跡を辿って登り、迂回して花に近付きます。そうすれば、花にダメージを与えることがありません。
それにしても落ち葉と一緒になると、ほんとにわかりにくいですね。そのうち目が慣れてくるとあっちにもこっちにも咲いているのガ見えてきます。
石をバックに撮影するとまだ花がはっきりしますが、後方にもう一輪写っているのにお気づきになりましたか?
ミノコバイモと似ていますが、葯の色が暗赤色をしているので区別できます。
また、四国にしか分布しないので、四国で見かければ、ミノコバイモではなくアワコバイモと思っていいです。他にトサコバイモもありますが、こちらは花が白っぽくて細長いので、間違えることはありません。
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