皿ヶ嶺にて名残の雪、その3
ポットのお湯で暑いコーヒーを入れ、一息つきます。といっても、ここまではほんとに緩やかな道で、ハイキングコースといっても良い道ですね。ここから山頂まではちょっと急な場所もありますが、それでも20分ほどの道のりです。しかし、今日は山頂には行きません。
ベンチに腰掛けて持参したポットのお湯で、今度はコーヒーを入れます。Rさんがお茶菓子を出してくれ、山でのコーヒータイムも良いものです。目の前に広がる竜神平の景色を眺めながら、四方山話は尽きません。気温もそれほど低くはなく、何より風がほとんどないので助かります。
毎年、3月か4月にここ竜神平には決まってきています。去年は確か一人で来たのでした。去年の様子はこちらです。
コーヒーを飲み終わったら出発です。
愛大小屋が雪に埋まっている光景は私としては初めてで、珍しいです。
下りは勝手がわかっているので、ぺースも早く下ります。
14時45分、風穴まで下ってきました。そのまままた登山道を下ります。
途中、サイコクサバノオらしき葉を見たので、雪を掻き分けて株を撮影してみますが、自信はありません。場所はサイコクサバノオがよく咲く場所には違いないですが・・。
何しろ小さな芽はすべて雪に埋もれています。
コタチツボスミレの葉です。しかしここではまだまだ花を見ることはできません。
アワコバイモの一枚葉も見えます。この一枚葉は実生からまだ2年目とか3年目の株で、花を咲かせることができない幼株です、香川のアワコバイモは葉が茶色ですが、ここのは緑色ですね。
車に乗ろうとして、水を汲む場所の上に植えてあるトサミズキの蕾がずいぶん膨らんでいるのに気がつきました。
トサミズキも早春の花ですね。
車で車道を下り始めます。途中、ここにジロボウエンゴサクの群生していたと思う場所で車を降りて観察してみました。
やっぱり間違いありません。小さな幼株があちこちで芽生えています。
群生はかなり広がっていて、去年よりたくさんの花が見られそうです。
タチツボスミレの株をRさんが教えてくれました。香川にはタチツボスミレは分布していなくて、ナガバノタチツボスミレばかりなのですが、愛媛にはタチツボスミレが生えるそうです。
葉はくるりと巻き込んだような形になっていて、葉脈も紫色にはならず、葉だけ見ると、ナガバノタチツボスミレとは全然違う似ていません。
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