皿ヶ嶺にて、名残の雪、その4
道はやがて林を抜けて、棚田の間を走る道へと出てきました。
ここから直ぐ上がったところに白糸の滝があります。まだ日も高いので、滝見物でもしましょうという事になりました。軽四で来ているので、滝までの狭い道も問題ないはず・・・と思ったら、途中で簡単な舗装工事がしてあり、通行止めになっていました。
仕方ない、車を降りて歩きます。
眼下には棚田や平野部の眺めが広がります。のんびりとして心が癒されるような光景です。こういう光景を見ると、直ぐにこんなところに住みたくなって困るのです。
流石にこの辺りではキャベツなどを作っている風もありませんね。
小さな沢筋の上にフサザクラが咲いていますが、画像を失敗しました。
でも、一年ぶりのフサザクラを見られて気持ちもるんるんです。
これはその辺の畑で栽培されているらしいシキミです。シキミは仏壇やお墓の仏花として需要があるので、農家の方が片手間に植えているのでしょう、そのあたりにちょっとしたシキミの畑がありました。
3年前にセリバオウレンの花を見た場所で今日もセリバオウレンの花が咲いていました。しかも早すぎず遅すぎず、丁度見頃です。
Rさんの話ではオウレンは自生のものは少なくてほとんどはもともとが植えられていたものだそうです。細かいことはどうでも、、また会えたことが嬉しかったです。
オウレンの葉です。3出3複葉なのでセリバオウレンで良さそうです。
それにしても2003年以降、4年ぶりに来て同じ花を見られたのはちょっとした感激です。
白糸の滝の駐車場までは歩きやすい道ですが、そこから先は沢沿いにちょっとした登山道になっています。お年寄りや足の弱い方にはきついかも知れません。
5分ほど登ると滝が見えてきますが、滝つぼ手前に例のヤマコウバシだかどうだかわからない花が見えています。先ほどもう一度検索しましたが、アブラチャンという可能性もありますね。次回の課題です。
数年前に見たときにユキワリイチゲのはも確認しており、花は?と思って探したら二輪だけ咲いていました、しかし、すでに比が翳っていたためか気温が低いせいか花は開いていません。おまけに画像もピンボケで面目ないです。
向かって右に白い筋のようなものが滝です。滝の周囲は薄暗いですが、その上の空や林はまだまだ明るいです。
私がリュックも車においてきており、靴もウオーキングシューズに替えていたので、足が軽く、どんどん速いペースで滝まで登ったものだから、Rさんは皿ヶ嶺登山よりも滝の方がしんどかったそうです。
車まで帰ったら狭い場所でしたが何とか車を回してUターンして、後は帰路につくだけです。それにしても最近の山歩きでは珍しく終日良い天気に恵まれました。
川内インター手前で南東の方角に石鎚山系が綺麗に見えたので、車を止めて撮影してみました。
皿ヶ嶺には何回も来ていますが、車を止めてまで撮影しようと言うほど良く見えたのは初めてですね。
山の部分を大きい画像からトリミングしました。向かって右の反射鏡が見えているのが堂ヶ森というのはわかりますが、後は地図を見て山座同定しなければいけないようです。何しろ私は石鎚方面はあまり登っていないので、このあたりの山には疎いのでした。
今回は野草散策という面では時期が早すぎて空振りに終わりましたが、この冬に実現しなかった雪歩きが実現して、お天気もよく楽しい歩きになったのが良かったです。
皿ヶ嶺、白糸の滝拝見しました。終日快晴だったそうで良かったですね。また花が咲きそろった頃にも来てください。白糸の滝にセリバオウレが咲くとは知りませんでした。そもそもセリバオウレンを知らないんですが(-_-;)
白猪の滝にはアワコバイモが咲いていましたよ。
投稿: おいわさん | 2007-03-12 22:13
おいわさん、こんばんは。
白猪の滝にも一度は行こうと思いながら、いつも皿ヶ嶺だけで終ってしまいます。(^^;) というのも、皿ヶ嶺は楽に登れるので、あまり早出をしないからでしょうね。
それにしても今年は野草の咲きあがりも早そうだと思っていましたが、皿ヶ嶺は例年とそれほど変わらないような印象を受けました。やはり花を見ようと思ったら4月に入ってからがいいですね。
スケジュールが合いましたら、どうぞよろしくお願いします。
投稿: keitann | 2007-03-13 19:45