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2007-04-13

奥物部の山、その3、稜線漫歩

稜線に出たら、アップダウンはほとんどありません。

どこまでも続く縦走路は気持ちの良い笹に覆われて、まるでハイキングムードです。

P1050775

赤い屋根の小屋が見えてきました。どうやら、あれが白髪山の避難小屋みたいです。

Hさんは一足に先に稜線に出たので、雄大な眺めを楽しんでいるようです。

私も今までの苦しさはどこへやら、展望が出てきたら急に元気が出ました。

P1050778 三嶺が目の前に見え始めました。三嶺をこんなに間近で見るのは初めてです。

P1050779 縦走路の行く手には白髪の避難小屋が見え、そのはるか彼方に剣山とジロウギュウが見えています。手前の山が高ノ瀬でしょうか。

P1050782 白髪山避難小屋通過は丁度11時です。

小さいですが、外から見た限りではなかなか清潔そうな小屋でした。

道標には高ノ瀬へ5キロ、剣山へは12キロとなっています。早出をすれば一日での縦走も可能な距離です。

P1050783 小屋から少し東に言った所で、Hさんが休憩しています。そばに、登山者がいるようです。

おそろいの黄色いシャツを着ていて若そうな人だな~と思っていたら・・・。

P1050787_2 高知大のワンゲルの人たちでした。高知大ワンゲルといえば、数年前に梶ヶ森山頂で会ったことがあります。その時は確か、北海道での合宿に備えて強化山行で豊永の駅から砂袋を担いで登ってきたと言ってました。そんな話をしていたら、↑画像の眼鏡をかけた若者が「僕、その時、いましたよ」と・・・。なんと彼は今は修士の一年生で、北海道合宿は4年前の大学1年のときだったとか。  今回は三嶺に泊まって、今から下山するところだそうです。最近は山に登っても、中高年にしか会わないのですが、たまにこんな若い人を見ると嬉しくなります。それにしてもこんなお揃いの登山シャツ・・・30年前と変わりませんね?これでニッカボッカでも穿こうものなら、私たちの時代の登山スタイルと同じです。10分ほど話が弾みました。

P1050785 もう一度、美しい三嶺を撮影したら、出発です。

P1050792 稜線は徳島と高知の県境にもなっていて、雄大な眺めを見ながら平坦な縦走路を歩くのはとても気持ちがよかったです。

南に目をやるとはるか下方に林道が見え、その行く手には白髪峠が見えます。

P1050795 しかし、縦走路わきの木にもクマハギらしいものが見えます。中には鋭い爪跡も残っていて、あんなツメでやられたらひとたまりもないな~などと想像しますが、まぁ。滅多なことはないと信じるばかりです。

P1050796 笹原越しに見える山なみの何重にも重なっている様は、四国の山がいかに奥深いかを物語ってくれます。アルプスと言えどもこれだけの山襞を見ることは少ないですから・・・。

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