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2007-04-16

奥物部の山、その5、中東山へ

白髪山から東方向に剣山へと伸びている縦走路を石立山分岐からは南下します。今日のコースは言うならばジル沢を囲んでコの字型に歩くコースです。

分岐から中東山へ至る稜線はだだっ広い稜線で、歩こうと思えばどこでも歩ける状態ですが、ルートは一応、稜線東側についているようです。

P1050830_2

地元山岳会の立てたと思われる道標がありました。物部山楽会とあります。山を楽しむ・・・良いネーミングですね。

昭文社の「山と高原地図」では分岐から中東山までのコースタイムは二時間半になっているのですが、お昼ご飯のときも眺めた限りではそれほどの距離でもなく精々1時間半もあれば歩けそうな感じでした。ただしお昼にビールを飲んだ後の登りなのでちょっと体がだるいのは・・これは自業自得というものですね。

P1050831 ブナの枝越しに剣山方面が見えます。こちらから見るとあの端正なジロウギュウも、また違った山容です。

しかし、剣山方面を西から見るのはほぼ初めてなので、なんか嬉しいです。

P1050835 一方、先ほど歩いてきた白髪山からの稜線は、笹に覆われて、こちらから眺めてもとても良い雰囲気です。

お天気は昼過ぎからは薄曇になってきて、どの山もぼんやりとしか見えません。

P1050836bz まだまだ裸木状態の道を行くHさんです。辺りの木々はアカカンバや名前のわからない針葉樹などが混じっています。

P1050837_2 稜線の東側に大規模な崩落が見られました。この下方、垂直距離にしておよそ800m下を剣山スーパー林道が走っているようです。

P1050839_2 石立山が木々の間から大きく見え始めました。こちらから見ても確かに険しそうな山です。

P1050841_2

見覚えのある樹肌の木がありました。確かこれはゴヨウツツジの木です。幹がゴヨウマツそっくりでごつごつとしているのでゴヨウマツの名がついたとか。

P1050847ブナの木が山頂付近に生えていて、株元に実が落ちています。白髪山付近でもたくさんの実を見かけました。クマはブナの実を食べるそうですから、ここは食料もたっぷりな訳ですね。

実の詰まったのを私も数粒拾ってきました。試しに播いてみるためです。

P1050846 私は写真を撮りながら、ゆっくり登っていったのですが、Hさんはすでに山頂に着いて、お茶をごくごくと飲んでいます。ビールの後の登りで、よほど喉が渇いたのでしょう。

P1050852 私のピーク到着は14時20分。分岐から1時間15分ほどかかった勘定です。コースタイム設定が2時間半と言うのは、やはりブッシュがひどい時期のヤブコギの時間が入っているのでしょうか。

山頂では私が持参していたポットのお湯を沸かしなおして、コーヒータイムにしました。剣山系だの石立山などを眺めながら、滅多に人の歩かない、言わば秘境の山と言える山のピークでのコーヒーも乙なものです。

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