オカタツナミソウ
4月のコバノタツナミソウ、5月のツクシタツナミソウに続いて、6月になると、山ではオカタツナミソウが咲き始めます。この辺りの野山で見かけるタツナミソウのトリを飾るタツナミソウです。
群生するコバノタツナミソウなどとは違い、山道でもまばらに咲いています。
また海岸近くの低山などにはオカタツナミソウが群生しますが、このオカタツナミソウは海からは遠い山地に咲くようです。標高もある程度高い場所で咲くように思います。↑画像のオカタツナミソウの葉っぱには、たまたまナナフシの幼虫がとまっていました。この季節になると、山に花を見に行くと、蝶や虫に出会うことも多いですね。
草丈は30センチはあるでしょうか。タツナミソウの中では背の高いほうだと思います。
葉っぱは美味しいのか、虫に食べられて穴だらけになっていました。
花だけ見るとほかのタツナミソウと同じような花ですが、特徴的なのは花序が短く、ほかのタツナミソウのように茎に沿って咲きあがらないことでしょうか。見た目は、とにかく株の上のほうでまとまって咲いている感じです。また葉っぱも上のほうの葉っぱが大きくて目立っています。
それにしてもすらりとした姿勢の良い花ですね。少しも曲がらずにまっすぐに立っています。
この毅然とした姿もオカタツナミソウの特徴の一つかも知れません。それと日当たりを好むコバノタツナミソウと違って、オカタツナミソウは木陰のような場所を好んで生えているように思いますが、皆様はどう思われますか?
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