花と雪渓の北アルプスへ、その9、双六小屋
お花畑と雪渓の間を縫いながら、双六小屋へと向かう道がまた素晴らしいです。
咲いているのはクロユリ、ハクサンイチゲ、コイワカガミ、ミツバオウレンなどですが、その他にもほかではあまり見なかった花が咲いています。
なんとコミヤマカタバミが咲いているではありませんか。私が大好きな花で、四国でも5月頃に咲くのですが、今年はうまく花の時期に会えなかったり、天気が悪くて花が開いてなかったりでした。それがここ双六岳でこんなに可愛く咲いているのに出会えたのです。喜びもひとしおです。7月の北アルプスでは春の花にもまだまだ出会えるのですね。
小さな青い花が目にとまりました。よく見るとリンドウです。このリンドウは6年前に立山の室堂で見たのと同じもののようですが、名前がちょっとわからなくて、帰宅してから調べたら、ミヤマリンドウというもののようです。
もう一枚、画像をアップします。よく調べると、ハルリンドウの高山型のタテヤマリンドウというのもありますから、そちらかも知れません。どちらにしても、春先に低山でも見かけるフデリンドウのように草丈10センチほどの、ほんとに可愛いリンドウでした。
クロユリやハクサンイチゲなどのお花畑。花の時期にはまだ早いようで、7月末が見頃かもしれません。
双六小屋の南にあるのが双六池だそうですが、まだ雪渓が融け始めたばかりで、通過した時点では池とは思いませんでしたが、こうして画像で見ると、確かに池ですね。
ミヤマキンバイの黄色い花が咲く砂礫地の中に、双六小屋が大きく見えます。もう小屋は直ぐそこです。
10時57分、双六小屋に到着です。コースタイムで2時間10分のコースを、なんと3時間40分がかりで歩きましたヾ(;´▽`A``アセアセ。しかし、このコースはほんとに花が多く眺めも良いので、のんびり歩きたいですね~。
こんなに早い到着は私たちぐらいで、小屋の中はまだまだ人の気配が少なかったです。宿泊手続きを済ませて、部屋に案内していただきます。窓を開けると、ガスで槍ヶ岳は見えませんが、一応、槍ヶ岳が見える東に向かって窓があいた部屋です。午後からは双六岳をピストンするつもりですが、その前にお昼ご飯を食べねばなりません。Kさんがガスコンロ、私がコッフェルと食料を持参しているので、自炊場をお借りして、お昼にします。双六小屋は水が豊富なので、自炊には困りません。
持参した食料はインスタントのお雑煮や豚汁、インスタントラーメンなどですが、この日はラーメンを作りました。去年までは山では小屋でお弁当を作ってもらっていたのですが、ガスコンロ持参なら、食料も持参したほうが安くつくし、作るのも楽しいですね。
食後はコーヒータイムにしてのんびりくつろぎます。前日とは天と地ほど違い、リラックスムードでした。
keitannさん。こんにちは。
写真を見ているだけで
ムズムズしてきました。
行きたいなぁ。
花を見つけるだけでも感動モノだなぁ。
投稿: あすかちち | 2007-07-25 12:49
keitannさん、ワクワクした気分で拝見しております。
臨場感があって、ドキドキしちゃいます!
私も行きたいな~、感動をありがとうございます。
投稿: ミャーのママ | 2007-07-25 16:00
あすかちちさん、こんばんは。
そうですね、私だって、こんなに花が咲いてるのを見たら、きっと飛んでいきたくなるでしょうね。
下界と違って、高山では探さなくても登山道を歩くだけで、可憐な花がいっぱいありますよ。まずは伊吹山ぐらいから手始めに、山に行ってみるのも良いのではないでしょうか?それか、立山の室堂など、バスやロープウエイで行ける高山にも人は多いですが、花も多いですよ。
投稿: keitann | 2007-07-25 22:56
ミャーのママさん、こんばんは。
一旦、お山にいかれた人なら、こんな風に画像を並べているのを見ただけでも、花の咲いている様子がきっと目に浮かぶでしょうね。
ミャーママさんとミャーパパさんなら、いつもあちこち行かれているんですから、このくらいのお山は楽勝ですよ。ただ、山小屋が混み合う時期は大変なので、少しずらすとゆったりと泊まれてよいかも。
投稿: keitann | 2007-07-25 22:59