県境の山で見る初秋の花、その1
例年、8月末は県境の山に行くことにしています。
ツルニンジン、ミヤマウズラ、ヤマジノホトトギスなどが咲き始めているからです。
今日は山友達のTさんの仕事がお休みだそうで、一緒に軽く散策をしてきました。
8月初めからお盆頃まではキャンプに来る人もいるのでしょうが、さすがに8月末の平日ですから誰も来ていません。山頂付近の駐車場に車をとめて、いつものコースを歩きます。
↑画像は山頂付近で咲いていたミズタマソウです。
実は今日見たかった花の一つがこのミズタマソウでした。先日の高越山の帰り、Tさんがミズタマソウをまだ見たことがないということを聞いて、確か去年のこの時期に見ているはずと思い、自分のブログを確認したのでした。去年の記事はこちらです。
確かこの辺に咲いているはずと思って、ゆっくり歩いていると、小さな可愛い花が目にとまりました。なんだろう?と思っていると、Tさんが「ミズタマソウだ」と言うので、初めて気付きました。花が咲き始めたばかりで、水玉のほうが小さくてうっかりしていました。それにしても、咲き始めのミズタマソウはとても綺麗です。こんな綺麗な花だったかな~?とまじまじと見てしまいました。
こちらは、水玉がかなり大きくなっている株です。水玉というのは、もちろん、ミズタマソウの果実のことで、果実にはかぎ状の毛がびっしりと生えています。
この果実に露がつくとほんとに水玉ですね。そんなところを見てみたかったですが、生憎とこれを撮影したときは、辺りは乾燥気味でした。
花は小さいですが、花弁が二枚でおしべも二本という変わった作りになっています。
花がなるべくよく写っている画像をアップしてみます。画像で確かめてみてくださいね。
ミズタマソウといえば、水玉みたいな果実ばかりが着目されますが、花もほんとに可愛い花です。
アカバナ科ミズタマソウ属。アカバナ科とは意外でした。剣山に咲いていたタニタデも仲間です。
こちらはなんとミカン科なのです。私の図鑑にはミカン科の花はこのマツカゼソウしか記載がありません。
確か臭気があると呼んだ記憶があるので、Tさんと葉っぱをちぎって確かめます。あります、あります。綺麗な草姿に似合わず、あまりいただけない香りですね。
あまり写りが良くないですが、接写してみました。ミカン科というだけあって、花弁は4枚みたいです。
葉っぱは羽状複葉で白い小花とあいまって、涼やかなイメージがあります。
どことなく高貴な花という感じもしますね。
やはり秋らしい花です。
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