初秋の低山にて、その5
まだ青いムベの実です。「ムベなるかな」、のあのムベですが、実際にこうして実を見た方は少ないんでしょうね。
果肉はうす甘い味がして、私はアケビより美味しいと思いました。熟れるのは10月半ばぐらいでしょうかね。この山にはムベやアケビがとても多いのです。
ツルウメモドキの実ですが、これもまだまだ青くて、ぱっと見てもそれとはわかりません。私も以前、冬に来て、赤い実を見ているので、この辺りにツルウメモドキが生えているのを知っているのでわかっただけです。知らなかったらきっとわからなかったでしょうね。
サルトリイバラの実もまだまだ青いですね。赤くなるのはやはり11月下旬ぐらいでしょうか。
クサギの白い花が咲いていました。8月の初めから、あちこちで見ていたのに、まともに撮影するのはこれが初めてでした。案外、車から見ることのほうが多いのですね。そして、車をとめてまで撮影しようということにならないのです。
Tさんとクサギの由来を確かめようと葉っぱを一枚ちぎって香りを確かめましたが、嫌なにおいとは思いませんでした。去年、高校時代の友達のHさんと来たとき、Hさんも嫌いな香りではないと言ってましたっけ。クサギというのはちょっとかわいそうな名前かも知れません。
秋の初めによく見かけるオトコエシです。姿や大きさがヒヨドリ花にぱっと見、似ているので、しばらくしてからどこかおかしい・・・ああ、オトコエシなんだと気付くことになります。
黄色いマメはタンキリマメです。トキリマメととてもよく似ていますが、見分けるのは葉っぱの形と葉っぱの厚みだそうです。葉先が尖っていなくて、葉に厚みがあるのがタンキリマメだとか・・。トキリマメも山で見かけたのですが、花が撮影できませんでした。
こちらは別の場所で見かけたもので、香川の山では初めて見た自生のギボウシです。ギボウシはずいぶんたくさんの種類があるらしくて、これは9月に咲くことや姿かたち、花の色などから見て、我が家のギボウシと同じ種類のようです。
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