« 御来光の滝、その3、清流を歩く | メイン | 御来光の滝、その5、最後の登り »

2007-09-24

御来光の滝、その4、トチの実

七釜からしばらくは川の左岸の岩の上を歩きます。岩の上にはアワモリショウマが生えていますが花はとっくに終わっています。6月に来ればきっと花も綺麗なのでしょうが、その頃は梅雨時なので沢歩きは増水のために危険が伴います。

白いセリ科の花が見えてきました。

P1150564

普通はセリ科の白い花は初夏から夏にかけて見ることが多いですが、今ごろ綺麗に咲いているのは珍しいです。帰宅してから調べるとシラネセンキュウらしいです。花期は少し遅くて9~11月となっています。林縁や流水のほとりで見かけるとありますから間違いないでしょう。

P1150560 シラネセンキュウの全体像です。葉っぱには細かい切れ込みがあってにんじんの葉っぱに似ています。

P1150563 シラヤマギクも咲いています。27日追記・・シラヤマギクではありませんが、不明の白いノギクでした。

P1150565 まだ蕾ですが、イシヅチウスバアザミのようです。

画像は撮りませんでしたが、こんな沢沿いではおなじみのコチャルメルソウもいっぱい葉っぱがありました。

P1150566 先ほどから大きなトチの木があるけど実がなってないね~と話していたら、実が落ちていました。

その辺に一杯落ちています。

P1150632 自宅に二個持ち帰ったトチの実です。殻つきのと中身だけのと二つ持ち帰りました。中身は栗とよく似ていますが、アクがあるので十分にアク抜きしないと食べられないところはどんぐりと同じです。

信州や岐阜方面ではトチの実を加工したトチせんべいやトチ餅などをよく見かけますが、食用にするまでにはかなり手間がかかるようです。

最初は大量に持ち帰って食べる気でいましたが、結局、実を播いて見るために二個だけの持ち帰りとなりました。

そしてこの付近だったと思いますが、トップを歩くFさんがリスを見つけました。木ではなく岩肌を登っていきましたが、しょっちゅう石鎚山系を歩くS君も久々に見たそうです。私はと言えば、ついこの前の8月初めに牛の背に行ったときにも見ていますから、ここのところ、野生動物に会う機会に恵まれていますね。

P1150567

相変わらず清流の左岸を歩きます。

しかしこの後再び右岸に渡り、沢を高巻きとなります。

P1150570 巻き道の樹林の間から見えているのは犬吠の滝というそうです。時間は10時27分。

P1150572 ここにもアキチョウジが咲いていました。

P1150573 再び川岸に下りて左岸へと渡渉します。今回は岩伝いに渡ることが出来ました。岩に赤ペンキで印がついています。

11時過ぎ、河原の大きなハリギリの木の下で休憩です。おなかが空いたのでここでバナナを一本食べます。

この辺りで右岸から直登すれば、面河山に登れるのだろうな~という話が出ました。この辺りの標高が1100mぐらいだそうです。スカイラインから一旦下って、その後ほとんど登ってないので、まだまだ標高が低いです。沢沿いに歩くと、どうしても高度が稼げません。

P1150574 渡渉点から上流を眺めた画像です。

10分ほど休憩したら出発です。ここからは左岸に沿って樹林の中を歩きます。入り口には赤テープがありますので、迷うことはないです。

P1150575 歩き始めて直ぐにレイジンソウが咲いていました。

左岸沿いはちょっとした平坦地になっていますが、そこにレイジンソウやシコクブシなどが咲いているようです。

P1150576 シコクブシも咲いています。

P1150577 シコクブシを近づいて撮影してみます。

P1150579 赤と黒の派手な色合いはヤマシャクヤクの実です。黒く見えているのが種です。

春にはヤマシャクが咲いていたということですね。

P1150580 オオマルバノテンニンソウも株はたくさん見ましたが、花はほとんど終わっていて、ほんのス株が咲き残っていたぐらい。

しかし、この付近はちょっとしたお花畑でした。

それと書き忘れましたが、堰堤からの道沿いにはキッコウハグマが多く、その後もしばらくキッコウハグマの株がずいぶんとありましたから、10月半ば頃にはキッコウハグマのお花見が出来そうでした。

コメント

本格的な沢歩きをしてきたね
一人じゃ迷いそうだな
結構沢の中も歩くのかい?

一つ教えてほしい
オオマルバノテンニンソウとミカエリソウの違いはどこで見分けるの?

ヨックさん、こんばんは。
今回の沢歩きは、特に本格的な川の遡行というほどでもなかったんですよ。水量もそれほど多くはないし、強引に川を遡ってもいけたような気がします。
何しろずっと登山靴で行けたんですから・・・。面河は四国では紅葉の名所として有名なところですし、モミジの木も多かったので、秋は見事でしょうね。
オオマルバノテンニンソウの別名がツクシミカエリソウと、私の図鑑にはありました。四国ではこれがトサノミカエリソウと呼ばれるみたいですね。私の図鑑ではミカエリソウはオオマルバノテンニンソウの母種で、葉の幅が狭いと書いてあります。
この面河で見たのは葉っぱがほんとに丸かったです。

続きだ続き!
おお!シコクブシにレイジンソウいいですねー。
ますます行きたくなってきました。
いいなぁ。山は・・・・。

あすかちちさん、こんばんは。
実は今日も県内の標高1000mをハイキングしてきました。今日の歩きは全部合わせても3時間ほどの軽い歩きです。
まずはそのぐらいから歩き始められたらいかがでしょう?
今日はタカネハンショウヅルと一年ぶりに会えましたよ。

keitannさん こんにちは
相変わらずの山登り、すごいですね
エネルギーあるな、っていつも感心します

シコクブシって葉っぱが大きいのですね
オオマルバノテンニンソウってミカエリソウのことでしたか?

色々訊いてすみませんが シラヤマギクって書いてあるのは違うように思うのですがどうでしょうか?

ああ、ごめんなさい
下のコメントを読んでませんでした
ミカエリソウがオオマルバノテンニンソウの母種なんですね

yuukoさん、こんばんは。
エネルギーがあるというよりも、やはり昔登っていたので、山には気軽に登れるというだけですよ。
幸い、良い山友達に恵まれてきましたし・・。

シコクブシは葉っぱが大きいですか?よそのトリカブトの仲間をまだ見たことがないので、比較が出来てないのです。

オオマルバノテンニンソウの別名がたぶんトサノミカエリソウやツクシミカエリソウだと思うのですが、私の図鑑には「ミカエリソウ」というのは記載がないのです。
高知の梶ガ森と言う山で見たのは、花の時期がもう少し遅かったのですが、同じ四国内でも、自生地で少しずつ違うようで悩みます。

白いノギクは葉っぱがシラヤマギクとは違いますね。うっかりしました。じゃあ、何?と訊かれると、答えることが出来ないのがつらいです。やはりキク科は難しいですね~。

白い野菊
何だろうなぁ・・・と思って図鑑を見たのですが、
ミヤマヨメナはどうでしょうか?
先日 山渓ハンディ図鑑「日本の野菊」というのを買いました
詳しく載っていていい本です

keitannさん またしつこくお邪魔虫です

今、牧野図鑑を見てましたら トサノミカエリソウというところに 別名(ツクシミカエリソウ)(オオマルバノテンニンソウ) と書いてありました
3つも名前があるんですね

yuukoさん、こんばんは。
何度もコメントをいただいたようでありがとうございました。
ミヤマヨメナという線は私も考えてみたのですが葉っぱがミヤマヨメナはもっと細いし艶があるのだと思います。
ミヤマヨメナ自体は四国には分布せず、その変種であるシュンジュギクというのがこちらの山ではよく見かけます。http://siraneaoi.lekumo.biz/yamasuki_hanasuki/2007/06/6_e2f0.html#more
↑のURLがシュンジュギクの画像を貼った記事です。このとき見かけた白い野菊は花はともかくとして、葉っぱはミヤマヨメナではないと思うんです。謎ですね~。
オオマルバノテンニンソウの名は私もそうなんだろうな~と思っていました。ですから、高知の山で見かけたときはトザノミカエリソウと書きました。今回は愛媛の山で見かけたので、オオマルバノテンニンソウとしてみました。でも、実際は葉の細さなど、個体差なのか地域差なのか知りませんが、ありますね。
一つしか見なければそれで納得なんですが、なまじあれこれと方々の山で見るので迷うのかも・・。

おはようございます
本当ですね 違うんですね
謎の野菊ですか・・・

それにしてもkeitannさんは山で実物を沢山見てるから 細かい違いが良く分かるのですね
オオマルバノテンニンソウも別名がいくつもあるという事は 場所によって少しの違いがあるから別の言い方になるという事もあるのでしょうね

これからも、教えていただきに来させてくださいね

yuukoさん、こんにちは。

お返事が遅くなって申し訳ありませんでした。

謎のノギク・・・もしかしたらシロヨメナのうんと草丈の低いものかも・・。この日はシロヨメナも何度か見かけましたが、不明のノギクの姿とはかなり違っていました。それで、花だけ見てシラヤマギクと思い込んでしまったようです。
山で実物をたくさん見ると、逆に細かい違いが目に付いて迷うことも多いです。植物をかなり専門的に見ている方の話では、ポイントを押さえた見方をするべきで、葉の形の細かい差や花の大きさなどにはあまりこだわらないほうがいいとか・・。
あまり深く突き詰めると頭が痛くなるので、わからないものはそのときに無理にわからそうとしなくてもいいんじゃないでしょうか。
野草散策は楽しいのが一番ですよね。

コメントを投稿

フォトアルバム
Powered by Six Apart

私のもうひとつのブログです。よろしく