雨霧山~黒戸山、その5、弥谷山山頂
鉄塔の下から西の方角を見てみると、弥谷山が見えています。しかし、鉄塔から弥谷山にかけての山腹は谷になっており、しかもその谷は岩場になっていて、とてもこんなところに道がついているとは思えません。どうやら、この道は単に鉄塔に下るだけのための道だったようです。
周囲を見回したら、真っ赤なコバノガマズミも見えます。
葉が紅葉したコバノガマズミも見えます。真っ赤な実がとても綺麗です。
この鉄塔付近はいろいろな木の実や紅葉がとても綺麗な場所でした。北斜面なので、夏も涼しくて、職ぶるにとっても環境が良いのかもしれません。
まだ完全には色付いてなくて、緑から濃紺へと色が変わっていく途中です。
この道が弥谷山に向かう道ではないとわかったので、再び稜線まで取って返します。
稜線に戻ったら、こんな葉っぱがありました。もしかしたらヤマコウバシかな?
↑画像の右上の方に小さく写っているのが、遍路道分岐に立っている石仏です。
石仏から西にほんの数メートル歩いたところが、弥谷山への道との分岐になっています。分岐通過は13時7分です。
ここからは今ま出歩いたことのない道です。
稜線を東から歩いてくると、わずかに斜め右に進むような感じです。
道はしばらく右側を巻くようについていますが、そのうち右側にそのまま巻く道と、左に尾根に登るような道とに分かれていて、山頂を目指すのですから、ここは当然、左に登ります。すると、道がだだっ広い尾根を真っ直ぐ登るようになっています。
昨日、もう一度登ってわかったのですが、恐らく下側の巻き道は電力の保線路で、弥谷山山頂を通らずに、そのまま鉄塔に達する道のようでした。電力の人にとっては山頂を通る必要はないですものね。
一方、山頂に通じる道はほぼウバメガシに覆われた道で、時折、ヤマモモなども生えているようでした。
↑画像のように、途中、小さい祠の横を通っています。緩やかな尾根なので、ジグザグなどはつけずに直登しています。杭なども入っていて、どうやら、多度津町と三野町との境界の杭のようです。
10分ほど登ると、山頂が近づいたようで、樹林の切れ間に空が見えてきます。やがてほぼ登り切って、後はほとんど勾配のない道をダラダラ歩くと、そこが山頂でした。
二等三角点もあります。
しかし、」展望はほとんどありません。周囲はウバメガシに囲まれています。
展望がないのと、Tさんが夕方に予定があるそうなので、特に休憩も取らず、そのまま進みます。
山頂からほんの少し歩いたところで、保線路に出ました。三叉路になっていて、方角的には左ですが、しばらく下ると、真正面に貴峰山(とみねやま)の山頂付近が見えていて、ちょっと自信がなかったので、引き返して、右を偵察します。
するとそこは鉄塔になっていて、正面にはこんな景色が見えます。
見えているのは黒戸山の稜線です。ルートは稜線をぐるりと周回して黒戸山の稜線に繋がっているようです。
とすると、分岐から左に進むのが正解だったようです。右似進む道は鉄塔から下っているのですから。
地図を持ってきてないので、こういうときはいちいち眺めを見てルートを確かめないといけませんね。ものすごく原始的な山登りです。
それにしても、この保線路を黒戸山のほうから歩いてきたら、弥谷山山頂への登り口は見落としそうな気がします。道標などは何もなくて分岐のところの木に赤テープがが巻かれてあるだけなのです。
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