高知花紀行、その1、ムラサキセンブリ
年末の総集編の途中ですが、ここで、突然、関係ない記事に手をつけてしまうことをお詫び申し上げます。
実は12月2日に、高知にアシズリノジギクを見に行こうと思い立って、出かけたのでした。ところが、足摺岬に到達する前に、高知には美味しいものや見るものが満載で、見たり食べたりしている間に、足摺岬までは到底いけない時間になってしまい、窪川付近で引き返すことになりました。(^。^;)このときも焼きたてのカツオのたたき、ウスベニニガナとの出会い、久礼の港町の大正市など、たくさんの画像を撮影してきましたが、なかなかアップする時間もなかったのです。
その後、親しくさせていただいている山友達の方がやはりアシズリノジギクを見たいということで、なんと12月中にもう一度高知まで行くことになったのでした。日時は山友達Tさんの休日に合わせて12月14日と決まりました。
↑画像は足摺岬よりまだ西にいったところ、大堂海岸で見たアシズリノジギクです。後で地図を見ると、なんと高知の最西端まで走っていたのでした。
当初はアシズリノジギクやツメレンゲを見られればいいかな~と言う思いだけでした。ところが、その前からネットで野草や山が取り持つ縁で、メールを何度か交換していた高知在住のNさんが、ムラサキセンブリの自生地に案内して下さると言う申し出をいただき、Nさんも含めて3人で足摺岬へと行く段取りになりました。
Nさんは三嶺、石鎚など、四国の主だった山にエネルギッシュに登られている女性で、私とほぼ同年代ということで、話は直ぐにまとまりました。
Nさんとは南国の道の駅で7時に待ち合わせということになったので、それに間に合うようにTさんと私は最寄インター近くのスーパー駐車場に5時半集合です。
当日は天気予報では雨の心配はありませんが弱い冬型の気圧配置になっていて、土佐清水の最高気温が11℃になっています。海の近くは風が強いので、薄手のダウンコートを車に積んで、新しいデジ一も積んで、自宅を5時15分に出発です。
待ち合わせ場所に直ぐにやってきたTさんに、私の車に移ってもらったら、即、出発です。今日は山道は走らないので、いつも乗っている普通車利用です。
高速高知道はトンネルが確か17本もあって、川之江ジャンクションで高知道に乗るとまもなくトンネルが連続して待ち構えています。開通当初は全線対面通行だったのですが、それも今ではほとんどの区間が二車線となって、対面通行の個所はずいぶん短くなって走りやすくなりました。
ジャンクションで高知道に乗ってからしばらくすると、小雨が降り始めました。新宮インタ-付近では小雨と言うよりも普通の雨になってしまいました。しかし、山間部は天気が悪くとも、南国に出ると晴れていたと言うことを何度か経験済みなので、心配はしません。ただし、カーブが多く、トンネルも多い区間だし、しかも夜明け前でまだ暗いので、スリップしないようスピードは抑えて走ります。途中、いつも休憩している立川PAで小休憩を取ります。10分ほどの休憩の後、走り始めますが、思ったより時間を食っていて6時40分になっていました。辺りの山々がそろそろぼんやりと見え始めました。大豊まではしょっちゅう行くのですが、南国インターまではそうそう行かないので、所要時間がよくわかりません。しかし、南国インターを下りたのが6時55分。インターを下りるとものの3分ほどで道の駅に着きました。
時刻は7時ジャストでした。道の駅パーキングに車を入れると直ぐに女性が、車まで近づいてこられたので、それがNさんだとすぐにわかりました。簡単に挨拶したらトイレにだけ立ち寄り、出発します。
目的場所に着きました。朝日を浴びた紅葉がなんともいえない色ですね。
高速で降っていた雨は、もちろん、南国インタに着く前には綺麗に上がっています(というか降っていたのは、山の中だけだったよう)斜面を上がっていると汗ばむほど。いつも思うのですが、高知に来ると、香川より気温が3度ほど高いように思います。
蛇紋岩地に自生しているトサミズキです。トサミズキは自生は蛇紋岩地に限られるのに、不思議なことに庭植えにするとどんな土でも元気に育ちますね。
うちの畑でもすくすくと大きくなっています。
花の見頃には遅かったのでっすが、ムラサキセンブリが咲いていました。
この自生のムラサキセンブリが見たかったのです。今年はもう無理、来年こそはと思っていましたが、幸運が重なって、今年の残り花を見ることが出来ました。
ムラサキセンブリ、見せて頂きました。
我が家のより花弁が少し太いような。
しかし草丈50cmとは凄いなあ。
栽培品だと軟弱に育ってしまうのか。
投稿: 三太郎 | 2007-12-17 20:28
三太郎さん、こんばんは。
ムラサキセンブリ、自生地で見た限りでは、なかなかたくましい花みたいでした。
草丈は大小いろいろでしたけど、大きいものはセンブリよりかなり大きいですね。
花もうちで育てたものより大きかったですよ。でも、野草として楽しむならば、小さめに育てたほうが可憐でいいかもしれません。
花弁の太さはセンブリと同じで個体差があるのではないでしょうか。また花弁の数もセンブリと同じで基本は5弁ですが、4弁のも6弁のも咲いてましたよ。
センブリと違って一年草なので、このまま花が終わったら枯れるんでしょうね。
投稿: keitann | 2007-12-18 00:02