2007年、野山の花、ベスト100、3月②
アワコバイモは春の花には珍しく地味な色合いで、ひっそりと咲いています。たくさん咲いていても、これほど目立たない花も珍しいですね。ユキワリイチゲと違って、春先に急に芽を出してきて花を咲かせます。なかなか見つからない希少な花などと言う風に書かれていますが、アワコバイモに限っては、自生場所では幾らでも見ることができるし、人間が踏んだりしない限り、増えているように思います。
今年の春は3年ぶりでセリバオウレンの花に再開しました。それも3年前に出会ったのと同じ場所で咲いてくれていたのです。
ちょっと感激でした。
ミツマタは自宅にも植えてありますが、野山で花を見るのはまた格別です。
四国の山ではポピュラーな木で、標高1000mぐらいの山ではよく見かけます。
香りが良いのが好きな理由かも知れません。
樹肌が黒っぽい緑色をしていて、黄色い花とよくマッチしているのも好きな理由ですね。
石の隙間からでも顔を出して咲いている様子は、野草の生命力の強さを物語っています。
一方、強い生命力とは裏腹に見目のなんと麗しいこと。
3月末になると里山ではこんなびっくりするような紫色で、ヒメハギが咲きます。いつも最初はスミレと間違ってしまうような色合いですね。
山肌が崩れたような場所にはパイオニア植物である、フサザクラが逸早く咲くようです。
初めて見た06年は何の花かわからず、検索ばかりしました。
地味で目立たない花ですが、印象に残る花ですね。
あまり人の登らない里山には、シュンランの株も多くて、3月末にはもう花が咲き始めました。
シュンランは痩せた花崗土を好むようですね。
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