憧れのマンサクを見に行く、その5、シロバナショウジョウバカマ
少し暗い道路法面にシロバナショウジョウバカマが咲いていました。
それまでに見たものは、花がすっかり終わって、色が黄色くなったり赤っぽくなったりして、すでに変色して花の丈も伸びていましたが、これはまだ見頃のうちに入る個体です。とはいっても、種らしきものがすでに出来始めていますね。前に見たものが咲いていたのは標高600m程度、この場所は標高が1100Mはあるでしょうね。標高差が500mあると花の咲く時期も半月は違うようです。
タチツボスミレはここのものは花が大きくて、頭でっかちで、随分可愛かったです。
葉っぱと花の大きさを比べてみてください。
スミレが好きなのでついついスミレを見ると撮影してしまいます。
ヤマルリソウはこの場所のものはブルーが濃くて、見ごたえがあります。
この日はミツマタハあまり見かけませんでしたが、この日たった1株撮影した、ミツマタです。
ミツマタは一体に杉の植林の中で咲いているのが多いです。
今度のは花がまだまだ綺麗です。
その後は沢に沿って、数十本のマンサクの木を見ることが出来ました。
たいていは沢の対岸で咲いているのを見るのが多かったですが、ここは橋がかかっており、運良く直ぐ間近で見ることが出来ました。
辺りはまだ冬枯れ一色の中で、マンサクの黄色だけは、そこだけ、春が来たかのように見えます。春がくるのを待ちわびた山里の人にとっては、ほんとに嬉しい開花であることでしょう。
懐かしいタムシバの光景にも会えました。
コブシと違い、花の前に葉がありません。
四国の早春の山では御馴染みの花です。
林道沿いには、フキノトウがまだこんな格好で生えています。春がまだ浅いと言うことがわかります。
眼下の沢を見下ろすと、雪解け水を集めて、ごうごうと流れています。
沢の上を覆っている木々は芽吹きもまだまだ始まっていません。
山は冬から早春へ変わろうとする季節です。
標高1100m~1300mは実にマンサクの木が多く、その中に真っ白ののタムシバの花も混じり、心行くまで早春の山を楽しめました。満ち足りた気持ちで、山を下ることにします。
いいですねー。
一度にこれだけ出会えたら
山に行った甲斐がありますねー。
どれも見つけたら感動しそうです。と言うか
大きな声で叫んでいるでしょうね。(我が家の場合)
中でもシロバナショウジョウバカマいいですね。
白に薄紫がピッタリあいますもん。
投稿: あすかちち | 2008-04-23 12:39
あすかちちさん、こんばんは。
そうですね、山に行くと3月以降だと、何かしら出逢えますね。このときは歩きではなくて、車散策でしたから楽なものですよ。
ただし、車を運転しながら、何か咲いているものを目が追ってますので、そういう運転に慣れれば良いですね。
これから咲きの季節はさすがに歩きでの散策が多くなります。
私も珍しいものに出会うと叫んでしまいますよ・・・。
昨日はイワザクラに出逢ったときに叫んだかも・・。
シロバナショウジョウバカマは3月に高知や徳島に行くと、必ず群生しているのに会います。四国ではそれほど珍しくはないんですよ。
投稿: keitann | 2008-04-23 22:39