新緑の徳島の山へ、その４、シコクカッコソウ
さて、去年､クマガイソウを見た場所にやってきましたが、なんと花芽が一つも上がっていませんでした。
去年より二日早いだけなのですが、これほど花の時期が遅れている原因が良くわかりませんでした。
しかし、クマガイソウには早いということは、去年は見頃を過ぎていたシコクカッコソウには丁度いいということですね。
ここの群落は小さな群落がぽつぽつとあるという感じですが、そのどれもが咲きあがったばかりの初々しい花でした。
↑画像の株は花喉部の周囲が赤く縁取られていて､とても華やかな印象を持ちました。花弁の色も濃い目のピンクで野草としてはずいぶん華麗な花です。
こんな目立つ花の色をしているのですから、開花中に悪い人に見つかれば､直ぐに盗掘に遭いそうです。
４月に見かけた群落ほどびっしり咲いているわけではありませんが､それでも去年よりずっと株数が増えていたので一安心です。
一つの群落のバックにもう一つの群落を入れて撮影しました。
こんな色の淡い株もあります。
濃い色の群落は結構あるのですが、シコクカッコソウでこれほど色の淡い花は初めて見ました。
これはこれで珍しいですね。
淡い色の株もやはり小さな群落を作っています。
今までにあちこちの山でシコクカッコソウの花を見ていますが、色の幅がずいぶんあるものだとつくづく感じました。
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