土小屋~筒上~笹倉湿原、その6、シロバナエンレイソウ
休憩を取ってから歩き始めると直ぐに、シロバナエンレイソウの群生地にたどり着きました。大体の雰囲気は覚えていましたが、案外、山頂直下だったようです。私の記憶ではもう少し下だったように思い増したが、人の記憶って、意外といい加減なものですね。
エンレイソウは二年前には綺麗に咲いていましたが、さすがに10日早いので、花もまだ蕾ばかりでした。
因みにこちらの画像が二年前に同じ場所で見たムラサキエンレイソウです。
これだけ固まって生えているのは珍しいですね。
ついでに、二年前にこの山系で咲いていたゴヨウツツジの画像はこちらでご覧下さい。
エンレイソウ自生地から上は、ついこの前、雪が融けたばかりという感じです。
まるで麦わらを敷き詰めたように見える枯草はオオマルバノテンニンソウの枯れたものだろうとのことです。
剣山に5月始め頃に登ると、丁度こんな感じの場所がたくさんあって、剣山ではこんな枯草はテンニンソウの枯葉なのですね。
向こう手にはバイケイソウの芽吹きも見えていて、バイケイソウのほうはすでに草丈30センチぐらいになっています。
4月末に皿ガ嶺で、丁度こんな具合にコミヤマカタバミが咲いていたのを見たばかりなので、多分、コミヤマカタバミだろうなと思いながら近付くと、やっぱりそうでした。
前にも書きましたが、コミヤマカタバミは大好きな花なのです。
二年前には下りの足元の岩場でコミヤマカタバミが咲いているのには気付きましたが、岩場の上のが見えなかったのは、ガスが濃かったせいでしょうね。あの時は視界10mもありませんでしたから。
S君がなにやら屈んで撮影しているので、何かと思ったら、こちらにはワチガイソウが咲いていました。
好きな花が続けて見られたので、疲れが吹っ飛びました。
登山道沿いには相変わらず、アケボノも咲いていて、これはあまり大きくない株で、ズームで一つの花が大きく撮れました。
一つ一つの花を見ても、愛らしい花ですね。
ここまで来ると標高が高いので、まだまだ咲き始めで蕾が多いです。
辺りは少しガスってきましたが、このぐらいで見るアケボノツツジも綺麗です。蕾はひときわ濃いピンクです。
登山道の足もとにもコミヤマカタバミが咲いているのが見え始めました。二年前の下りにはこのコミヤマカタバミを見つけて、ずいぶん嬉しかったものです。
この山に咲くコミヤマカタバミはピンクのラインの色がひときわ濃くて綺麗です。
筒上のピークは直ぐそこみたいです。
山頂は台地状になっていて、北側のピークと南側のピークにそれぞれ、祠が立っています。
到着時間は11時です。時間も丁度良いので、ここで昼ご飯にします。
この日は稜線コースを歩く人はいなかったようで、皆さん、南側の方から歩いてきます。
画像中の向こう側から歩いてくる人の後方に見えているのが南側のピークす。
博多から来られたと言う男性に山頂で記念写真を撮ってくれるよう頼まれました。九州や中国地方には山らしい山が少ないので、石鎚山系には遠方から登りに来る人も多いようです。
山頂には大きなツツジの木があったので、S君に尋ねるとコメツツジとのこと。私が知っているコメツツジは膝ぐらいまでの丈で小さい株しか知らなかったので、こんなに大きい株を見てびっくりしました。
花はいつも西赤石山でごく早いのを6月始めに見かけますが、コメツツジというだけあって、小さな花なんですよ。
二年前も逆コースを歩いてきて筒上でp昼にしたのですが、あのときは風雨がかなり強くて、雨具の上下を着込んでも寒かったのでした。
この日は風もなく暖かで良かったです。
11時40分、笹倉湿原に向けて出発です。山頂に二年前にも咲いていた白いスミレが咲いています。トウカイスミレでしょうか。低地ではあまり見ないスミレですね。
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