ツガザクラ満開の西赤石山へ、その2、アカモノ
歩き始めて15分ほどでアカモノ発見です。時期が早いので、下のほうほど咲いているということでしょうね。いつもだと、この辺りの花は咲き終わっているような?それにしても、登山口から10分ほどで咲き始め、山頂付近でも花こそまだでしたが株や花芽は見かけたので、このコースはまさに「アカモノ街道」と言ってよいほどアカモノがずっと見られるルートなのです。
こちらもいつもこのルートで花を見ているコバノフユイチゴです。普通のフユイチゴと違って綺麗な斑入りの葉が美しいですね。
実の方はまだお味見したことがないのですが・・。
小足谷接待館跡は8時40分に通過です。この日もゆっくりペースで、アカモノを撮影している間に、後から歩いてきた男性二人に抜かれました(^。^;)
9時12分ダイヤモンド水到着。いつもここで一本取る事にしています。(一本取るとは山用語で休憩する意味)40分のコースタイムのところを1時間もかかったというユックリズムでした。
早速、ここでもお菓子が出てきました。Hさんは濡れおかきを私はあんドーナッツを出して、甘いのとからいのと両方を食べます(^。^;)この日はこの後も、実にリッチな食糧事情でした。
ダイヤモンド水には雨のときでも休憩できるように東屋もあって、良い休憩場所になっています。因みに私は西赤石方面には、どういうわけかこの日浦コースしか歩いたことがなくて、東平コースは一度ぐらい登ってみようと思いながら、なぜかこのコースばかりです。偉大なるマンネリズムですね。
平日で人が少ないなと思っていましたが、この頃から後方に人影をだいぶ見かけるようになりました。銅山峰までなら、ゆっくり出ても十分間に合うのです。
この付近がアカモノの一つの見所になっています。
このコースは何度も沢を渡るのですが、気付いたのは、橋がすべて新しく架け替えられていたことです。
またこのコースは別子銅山の様々な施設跡を通過しますので、そちらの観点から歩くのも興味深いかと思います。
馬酔木の赤い新葉が美しいです。
いつもここに来ると馬酔木を楽しみます。
左岸コースと右岸コースの分岐です。私はいつも左岸コースを登ることにしています。
私たちの直ぐ前を歩いていた男女二人連れのパーティーは右岸コースのほうを取ったようです。
先ほどからも何度も見かけていたギンランですが、すっきりした株が咲いているので撮影します。
向かって右下の花は開いていますね。ギンランは花が開いているところをあまり見ませんね。時期的にも今回は少し早かったようです。
3株が丁度綺麗に並んでいます。これで開花していたら、どんなにか素敵な眺めだったでしょうね。
周囲は新緑の木陰で、快適な道です。
このコースは銅山越えまで急勾配も危険な個所もほとんどなくて、子供さんやお年寄りでも歩けるハイキングコースです。
在来種のミミナグサです。今では平地ではオランダミミナグサに取って代わられて見かけなくなり、山地でたまに見かける程度になってしまいました。
なにやら白い花が咲いている木が見えました。
オトコヨウゾメです。
ガマズミに似ていますが花はもっと大きくてまばらにつきます。
毎年、銅山越えの少し上の樹林帯で見かけるのですが、ここに咲いているのを見たのは初めてでした。これも時期がいつもより10日早いせいでしょうね。
因みにいつも見ている銅山越えの少し上のオトコヨウゾメは、この日はまだ咲いていませんでした。
あまりどこででも見かける木ではないので、何枚も丁寧に撮影しました。
keitann様 こんにちは アカモノ詣でのその意味がわかるような可愛い花ですね。
こうして読んでいても、植生が豊かに残されていることに嬉しさと羨ましさが募ります。
三河では最近ギンランをトンと見かけなくなりましたが、さすがにkeitann様ですね。
素晴らしい株に出会われて見えます。
ダイヤモンド水と言う名前をつけた方の気持ちが解かるような気がしますね。
昔なら「金明水」か「金剛水」だったでしょうが、現代ではダイヤモンド水のほうが手っ取り早いですね。
小生は使ったことのない動詞ですが、山行中の行動で休憩することをを「一本取る」と言って見えましたか。
語源的には「一本入れる」のほうに意味がありそうですが、言葉は揺れますので、どちらもアリなのでしょうね。
投稿: ぶちょうほう | 2008-06-01 18:14
ぶちょうほう様、こちらにもコメントをいただきましてありがとうございます。
この銅山越え付近は住友の別子銅山があった山で、精錬のときに出る有毒ガスのために、一時は禿山になったと聞いています。それを植林などで、再び、緑豊かな森に再生したそうです。
もし、銅山が発見されなければ、この付近にはたぶんブナ林が広がっていたと思うのです。私がいつも歩く山に比べると、木々はずっと小さいです。
でも、そのせいかどうか、ギンランなどラン科の植物は多いようですね。
一本取ると言うのは、ほんとは「一本立てる」と言うのが正しい言い方ですね。
由来はこちらに書いてありますので、よろしかったらご覧下さいませ。
http://blog.bk1.jp/review/archives/2008_05.html
投稿: keitann | 2008-06-01 23:25