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2008-06-02

ツガザクラ満開の西赤石山へ、その3、牛車道

一昨年たまたま見ることが出来たコケイランが、今年も咲いていました。

エビネやキンランほど派手ではなく、人目につく割合も低いとは思いますが、今年も無事に見られたことを嬉しく思いました。

P5278228

すらりとした立ち姿がなかなかすっきりとしたランです。

P5278239一昨年や去年とはまた違った場所でも咲いています。

しかし去年見かけた場所の株は減っていました。

P5278224 クルマムグラの真っ白い小さな花も好みなのですが、時期が早いだけあって、たくさん見ることが出来ました。

ほんの10日違っても、山はどこかしら違いますね。

P5278245 道の傍らにはところどころでこんな姿が見えます。

長く伸びた花柄はショウジョウバカマの花後です。

苔も瑞々しいです。

P5278247 10時20分、牛車道と近道との分岐に来ました。

一昨年までは近道しか歩いたことがなかったのですが、去年、牛車道を歩いたら、展望は良いし、それはそれは感じが良かったのです。

そこで、今年も回り道にはなりますが牛車道を辿ることにします。

P5278248 近道よりもかなり時間がかかるのですが、その代わり、こんな平坦な道になっていて、歩く分には楽です。

この牛車道は明治になってから物資の搬送のために作られた道のようです。

道は銅山峰の南斜面をぐるりと巻くようにつけられています。

P5278258 去年もこの牛車道から見ることの出来た蘭塔場(らんとうば)が見えてきました。昔、大火事で亡くなった方々を葬ってある場所のようです。

丁度、男の人が一人いらして、手を振ってくれたので、こちらからも手を振り返します。この山は銅山関係のこうした遺跡が残っているので、遺跡めぐりが目的の人もいるようですね。

P5278265 広角レンズで撮影した画像です。

正面に見える山々は大座礼山方面ですが、このときはまだどこが見えているのかわかっていませんでした。

先ほどの蘭塔場が画像中央下に見えています。全面緑の山の佇まいに圧倒されそうです。

P5278261 大座礼山をバックに馬酔木の花を撮って見ます。

P5278269 牛車道は日当りが良いので、この付近からアカモノが見事になります。

なんと言っても陽射しを浴びたアカモノはガクの赤い色がひときわ映えてとても可愛いのです。

P5278272 Hさんは去年持参していたカメラで撮影した画像がピンぼけばかりだったと言うので、この日は息子さんに借りたコンデジを持参しています。

Hさんも私も可愛いアカモノをこれでもかというほど撮影します。(^。^;)

P5278278 牛車道の様子です。一部、岩が崩れ落ちている場所がありました。

左側は日浦からずっと沢に沿って歩いてきたのですが、その沢の源流になっています。

この付近からツガザクラの花が咲いているのが見え始めます。

道沿いのツガザクラを撮影していると通りかかった人が、沢沿いの方が綺麗に咲いているからと沢に下りていきます。私たちにも来るようにと言うので、下りてみました。

P5278292 沢の様子です。

雨の後だったからか、いつもより水が多いとかで、引き返してこられました。

まぁ、沢登りはどんな小さな沢でも危険がつきものですから、それなりの装備をしてからのほうがいいでしょうね。

P5278290 毎年、御馴染みのヤマヤナギが今年もふわふわと綿毛を飛ばしています。

コメント

小人の提灯のようなアカモノ可愛いですよね
私もやっと見てきました
ツガザクラも同じような花ですが、こちらも大好きな花です
これからは花がお山に咲くので楽しみですね

ヨックさん、こんにちは。

ただいま、ヨックさんのブログを拝見してきました。今年もまた大山に通う季節が始まりましたね。
絵になるようなルートばかりですが、あそこに行くとなると、やはりそれ相応の覚悟が要りそうですね。ツガザクラやアカモノはその危険と振り替えに見られる花なんでしょうか?
ここ西赤石山は危険な個所もなく、子供やお年を召した方でも、ちょっと長い距離を覚悟すれば十分歩ける山ですが、アカモノとツガザクラだけはこれでもかというほど咲いています。北アルプスのツガザクラとアカモノのほんの小さな群生を見て、西赤石山に毎年登れることの幸せを再確認しました。

>ツガザクラやアカモノはその危険と振り替えに見られる花なんでしょうか?
いいえ、ツガザクラやアカモノ、シロモノはそこまで行かなくても十分に見れます
あそこに行かないと見れない花はノビネチドリだけです
この花だけは少し危険を冒してでも見たくなる花です
危険を承知で行くのですから困ったものです

大山に三の沢と言う所があります
中央アルプスの宝剣の下の千畳敷のような所です
ここには岩全体がイワカガミ、ツガザクラなどの花の衣を着ているような
感じになります
ここから槍ケ峰までがお花畑となります
6月20日ごろが見ごろです

機会がありましたら一度お出でください
案内人に徹して、お世話させていただきます

そうですか、あの危なそうな場所ではノビネチドリが咲くのですね。
といっても私はまだノビネチドリは見たことがないんですよ。ハクサンチドリぐらいは見ていますけど・・。
ノビネチドリは図鑑で見ると、かなり大型の花のようですね。四国にも一応分布はあるようですが、見たという話は聞いたことがありません。
6月20日頃が見頃ですか・・・・。
中国地方の山には一度も登ってないのですが、魅力的なお話ですね。
また、花友達などと相談してみますね。

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