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2008-06-19

東赤石山、雨の単独行、その2、尾根コース

第一渡渉点には8時半に着きました。

コースタイムを少し上回っています。やはり撮影に手間取っているようです。

P6150992

雨のせいで水量は多く、沢の水が白く渦巻いていて迫力満点です。去年の6月末には綺麗に咲いていたアワモリショウマは今年はまだ咲いていません。↑画像の沢のほとりの岩場に見えているい緑の葉っぱがそうです。

ヒメレンゲやコチャルメルソウの花後の赤い実も可愛くて撮影しましたが、暗くてどれも失敗でした。10分ほど休憩して、軽くチョコレートなど食べて出発です。ルートはここで沢コースと尾根コースに分かれるのですが、同じ道を登って下るのはつまらないので、先にどちらから登るか思案します。雨が降っているので、下りで沢コースが増水し渡渉できなくなるのでは?という心配がちらと横切りますが、それほどの雨量ではないので、多分大丈夫だろうと思って、尾根コースから登り、下りは沢コースを取ることにしました。尾根コースは展望も比較的よくて、最後のほうの自然林が綺麗なので私のお気に入りのコースです。

P6151011 分岐を過ぎて直ぐに、丁度下の谷を見ると、大きなサワグルミの木が見えます。

サワグルミの花が丁度咲いていて、望遠で撮影してみました。

昔、何も知らなかった頃、このサワグルミの木をナナカマドの木と勘違いしていたほど無知な私です。

P6151016 意外にも今年初めて撮影したコナスビの花。そう言えば一昨年夏に来たときもここで咲いていました。

P6151022 香川の山では5月初めに見かけたナベワリが、ここでも咲いていました。暗いのと花が小さいのとで、ろくな画像ではありませんが、こんなところにも咲くのですね。

この後、道はしばらく植林帯の中を歩きます。

P6151026やがて、、右側に小さな滝状の沢が見えてきます。この沢の付近もいろいろな植物が見られます。

P6151031 沢の岩にはショウマやイワギボウシなども見えます。

また手前のイワにはイワタバコもついていました。

P6151034 雨に濡れて一際しっとりとしているギボウシの葉っぱ・・。

P6151036 水量が多いので、ここでも沢が綺麗です。

P6151038 先ほどの小さな滝はここから落ちています。

P6151043コゴメウツギの花が咲き始めていました。ウツギとはつきますがバラ科の花です。

P6151045 コガクウツギはこの時期、どこの山でも見かけますが、ここ東赤石でも登り始めから、ずっと咲いています。この株はまるで地を這っているような株でした。

P6151054 先ほどの沢を通過すると、道はまた植林帯の中を歩くようになります。この植林帯歩きが結構退屈ですね。しかし、下草にはアサマリンドウやツルリンドウがたくさん生えているので、それらの花の時期には楽しめると思います。また、少しですが、ヒゴスミレの株も見かけました。9時40分、植林の杉林の中で二本目の休憩を取ります。少しおなかが空いたので、おにぎりを一つ食べておきます。やはり10分ほどの休憩時間です。

P6151055 やがて植林と自然林の境になっている小さな沢を渡ります。通過時間は10時です。その沢に真っ白に花をつけている樹木を見かけました。どうやらヤブデマリのようです。西赤石の登山口の日浦から遠目に見えていた白い花と同じようです。四国ではあまり見かけません。オオカメノキとよく似ていますが、こちらは落葉低木で樹高はあまり高くはならないようです。

P6151058 それにしても、ずいぶん花つきの良い株で、遠くから見ると木全体が真っ白に見えました。

コメント

けいちゃん こんにちは(^^)v

>このサワグルミの木をナナカマドの木と勘違いしていたほど無知な私です

あはは、けいちゃんがムチなら、ボクなんぞはムチムチじゃないですか(^。^)
いい写真ですねぇ。
五枚目の写真。
(遠くを見る目で)
盛夏の午後、わらじを履いて・・・こんなとこをニコニコしながら、顔面に水しぶきを浴びながら
わーわー云って上ったっけ。。。

いいなぁ、けいちゃんはしていることも写真もみーんないい(^^)v(^^)v(^^)v
そうだ、オニグルミの花を越後屋さんとこに貼っとこう。

keitann様 こんにちは
雨の中をお一人で・・・・・・・・余程好きな方でなければ、出来ないことですね。
雨の中の写真撮影は並大抵のことではありませんね。
カメラのレンズに雨滴が付こうものなら、写真の画像が歪んでしまい、往生しますね。
しかし、反面では雨の中の撮影ならではの独特の潤いある風情が自然と写しこまれてきて、思わぬ傑作が出来たりしますね。
今回もそんな画が沢山並んでいると思いました。
また、何よりも先ず、植物たちがこのお天気を喜んで受け入れていますね。

あゆさん、こんばんは。

雨の日は撮影も大変ですけど、水関係は迫力があって、いいですね。
あゆさんは釣りをするから、尚更、沢だの川だのに惹かれるんでしょうね。

私たちみたいなド素人でも、沢の源流とか、高知の四万十川とかはずいぶん魅力を感じますよ。
子供時代はこんな所で遊んだの??私はもう少し田園地帯で育ったので、子供の頃は田んぼの横を流れる小さな用水でザリガニやタニシ、ドジョウなどを掬って遊んだものですよ。あ、そうそう、この山ではモミジガサにそろそろ花芽が上がってましたよ。

ぶちょうほう様、こんばんは。
この前、ぶちょうほう様が雨の中を恵那山に登られた記事を拝読して、私には出来ないと思っていたのに、その後直ぐに同じ経験をさせていただくことになりました(^。^;)
雨の中を歩くのは学生時代はしょっちゅうでしたし、最近でも4年前の秋田駒、3年前の仙丈も雨具を着ての歩きでしたよ。今回は午前中ぐらいは天気が持つだろうと言う甘い考えが駄目でしたが、カメラを別にすれば、私自身が濡れることは特に気になりませんでした。
仰るとおりで、雨の日は花や木はホコリも落ちて、見るものすべてが麗しいと言う感じでした。この後、蛇紋岩地独特の植物も出てまいりますので、どうぞお楽しみに・・。

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