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2008-06-20

東赤石山、雨の単独行、その3、イヨノミツバイワガサ

ヤブデマリが咲いていた沢の源頭部分が昭文社の地図中の最終渡渉点だと思われます。ここを渡ると、といってもほんの小さな流れですが・・杉の植林帯から自然林に変わります。とたんにシャクナゲなどの木も見え始めますが、この付近では花の咲いた形跡はありません。10分も歩くとタカネバラが見えてきました。

P6151067_2

タカネバラは去年6月末に東赤石に登った時にはきれいに咲いていましたが、この蕾が6月15日に登った時に見かけた中では一番膨らんでいた蕾です。すでに濃いピンクが覗いていますね。

Ca340067去年、携帯のカメラで撮影したタカネバラ画像です。去年はデジカメを忘れるという大ドジをやらかしたのでした。こんな魅力的な花を前になんてことでしょうね。

P1000715メギと思われる低木が出てきました。去年の秋にこのコースでメギの赤い実をたくさん見ています。

しかし、花は終わったようで、すでに小さい実をつけ始めていました。

P1000719  道はこんな感じで赤茶けたこの山特有の橄欖岩の上を歩いていきます。

P1000720 赤茶けた色をしている橄欖岩です。東赤石山頂付近はこの橄欖岩でできています。

P1000722 メギの木とその手前にオオトウヒレンの株が見えています。オオトウヒレンは

やはり東赤石山に多く生える植物で夏の終りにアザミのような花を咲かせます。

P6151074_4 登山道から2mほど入ったところに、白い花が咲いているのが見えました。

イヨノミツバイワガサのようです。

愛媛県のレッドデータブックでは以下のように記載されています。「東赤石山と寒風山に生育する落葉低木で、高さは1.5mほどになる。葉は互生し、菱形状卵形で不揃いの鋸歯があり、しばしば3~5の切れ込みがある。初夏,枝先に径2~4cmの散形花序をだし、径7mmほどの白い花を密生する。イワガサの変種で、若い枝や花序に短軟毛が密にあるもの。」このイワガサといいうのは香川の低山でもよく見かけるイブキシモツケとよく似ているらしいのですが、花だけ見ているぶんにはイブキシモツケもイヨノミツバイワガサもそれほど違いません。

P6151158_2 この後で撮影したイヨノミツバイワガサの花画像です。このころにはすでにレンズが曇っていますね。

P6151085_2 上を見上げるとシロドウダンの花も咲いています。

今年はあちこちの山でドウダンの花を、見ることができました。

ルートは岩が多くて、あまり歩きやすいとは言えませんが、周囲が自然林だし花が多いので、楽しみながら歩けます。

P6151093_2 タカネバラの株も多くて、花の時期はどれだけ素晴らしいかと想像しながら歩きます。

東赤石にはノイバラの仲間も咲きます。花が咲けば全然違うので一目瞭然ですが、つぼみの間はきれいな羽状複葉が特徴ですので、それで探すと良いかも知れません。

P6151097_2 ヤマアジサイも所々で株を見ますが、花はさすがにまだ咲いていません。3年前の8月1日にこのルートを歩いた時はヤマアジサイがとてもきれいだったと記憶しています。

P6151116_2

岩の基部に自生しているシダの仲間も雨にぬれているせいかとてもきれいで目を惹きつけます。

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