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2008-07-08

雨の中、3度目の東赤石に、その2、雨

東赤石への登山口は最近では瀬場からの道が一番良く歩かれているようで、私も今までに筏津から一度、あとの7回ぐらいはどれも瀬場から登っています。

床鍋には去年、東赤石から権現越を経て下ってきましたが、ここから登るのは初めてです。

P7053110

登山口は7時39分通過です。おそらく昭文社の地図中のコースタイムはここからの時間だろうと思いますが、登山口~権現越のコースタイムは2時間20分、標高差は約770mほどです。

オーダーはトップがS君、続いて去年カタクリで同行した女の子2人、そして、今年初めて参加する女の子、私という順番で歩きます。

最初は綺麗に手入れされた杉の植林帯を歩きます。だいたいどこの山でも最初は杉林を歩くことが多いですね。

P7053113 手入れが行き届いているので、下草などもほとんど生えていません。

P7053115 瀬場からのコースはフタリシズカはそう多くはないですが、このコースではあちこちでフタリスズカの咲き跡を見ました。

いつもののんびり花散策ペースと違い、どんどん歩くので、そうそう撮影するわけにもいきません。

P7053117 雨はかろうじて止んでいるものの、空は暗くて、おまけに薄暗い杉林の中で、撮影がうまくいきません。半ば歩きながらの撮影なのでISOの設定も変えなかったのか、ぶれた画像ばかりですが、ヤマアジサイのブルーが見頃ではありました。

P7053118

↑の黄色い花はこの時期、どこの山にも咲いているサワギクです。

8時20分ごろ、最初の一本を入れます。

この頃はまだ雨も降ってなくて、気持ちにも余裕がありました。ところが休憩後に10分も歩き始めた頃、雨がぽつぽつと降ってきました。

私はこの日に限って雨具しか持ってなくて、とりあえず雨具の上衣だけ着込みます。下はスパッツをつけていたので、しばらくそれで様子を見ることにしました。

S君と若い女の子たちは折り畳み傘を差して歩きます。

瀬場でS君たちを待っている間に携帯に登録してある天気予報のサイトを見たら、新居浜付近は午前ツ中の降水確率が90%、午後が10%なのでした。降られても仕方のない数字です。しかし、樹林帯歩きなので、稜線で降られるよりはまだましです。

登山道沿いに四国電力の巡視路であることを示す杭がちらりと見えます。

道はそれまでのジグザグを切った登りから、山の東斜面を巻くような感じになってきて、行く手の斜め右上に電力の鉄塔が見えています。周囲の林もいつの間にか杉林から自然林に変わっています。

上を見ると権現岩という巨大な岩がちょうど真上に見えています。S君に「去年、こんなところを通ったっけ?」と訊かれましたが、去年は休憩も入れずにまっしぐらに下ったので、私も記憶がはっきりしません。後で考えると、その手前辺りで、登山道から四国電力の保線路に進入していたらしいのです。

P7053120

雨がぽつぽつと降る中、ツクバネソウの花後の株があったので撮影します。

まだまだ赤い実にはなっていません。

雨はやがて、本降りになってきて、S君が女の子たちに雨具を着るように指示を出します。

P7053121

9時10分、鉄塔の下に着きました。これは完全に電力の保線路であることがはっきりしました。鉄塔にはNo,24と書いてあります。

帰宅してから調べたところ、分岐は二つ目の沢を渡った後にあったようです。

ここでS君が雨の中、2万5千図を出して確認したところ、このまま進むと権現越の少し東の稜線に出る事がわかったので、このまま歩くことにします。

雨はこの頃が一番ひどかったのですが、この先まだ登りが続くので、何か食べておこうということで、ここで各自おむすびなどを少し食べます。

P7053130 東を向いて歩いていたのが途中で山道が西を向いて歩くようになります。

辺りは自然林で、晴れていたら気持ち良さそうな場所です。

香川の山ではとっくに咲き終わったヤマボウシがまだ綺麗に咲いているのに会えました。

雨の中、歩きにくいと思うのですが、驚いたことに女の子たちのペースは驚異的に速くて、S君にぴったりと付いて歩きます。

で、私はといえば、日ごろ、花を撮影しながらののんびりペースで歩いているので、直ぐ前を歩いている、山に登るのは初めてという女の子との間が情けないことに5mほど開くのですね。えらく元気の良い女の子たちだな、と感心してしまいました。私にしてもそれほど遅いペースで歩いているとは決して思えないのですが・・。

P7053140 10時15分、次の鉄塔に着きました。23番鉄塔でしょうか。

画像左のほうに見えている山頂が東光森山のようです。

まるっきり展望がないわけでないところが救いですね。

下に見えている鉄塔は、先ほど歩いてきた24番鉄塔のようです。

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