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2008-07-09

雨の中、3度目の東赤石に、その4、再びタカネバラ

取りあえず、トラバース道経由で、赤石山荘まで行き、何か暖かいものでも食べようということになりました。東赤石山頂に行くかどうかは、また分岐のところで、決めればいいことですし・・。

権現越から西に向かう登りは足場の悪い急登で、去年はここを下ったわけですが、こんなところは登りたくないねと話しながら下ったところです。それを雨が降る中、黙々と登ります。山道はある程度以上の強い雨になると、人間だけでなく水の道にもなります。つまり降った雨が登山道をまるで小さい沢のように流れ始めるのです。

少し登ったところで、ちょっとでも樹林の影になるようにと、11時過ぎに一本入れます。

この場合が樹林で雨を少しでもしのごうということなのですが、それでも、容赦なく雨が落ちてきます。ここでも何か少し食べておこうということで、各自、行動食などを食べます。

再び歩き始めてから10分ぐらいのところで、トラバース道と山頂への稜線経由のルートとの分岐に出ました。去年は稜線伝いに下ってきたので、今から歩くルートは初めてのコースなのです。

P1000791

   トラバース道の分岐を過ぎる頃、嬉しいことに雨がやんだのです。時間は11時20分ぐらいでしょうか。おまけに、トラバース道沿いにはイワキンバイなどもたくさん咲いていて、これはカメラを出さねばと思い、ザックの中から今度はコンデジのLUMIXを出します。山に登るときはたいてい一眼とコンデジの両方を持ってあがることにしています。といってもLUMIXは小さいので、ほとんど荷物にはなりません。

イワキンバイは6月27日に来た際にはほんの1,2輪しか咲いてなかったのに、今回はあちこちでたくさん見かけました。やはり来るたびに咲いている花が変わっています。

P1000788下を見ると ガスが激しく動いています。

トラバース道は天気が良ければ大座礼方面もよく見えるし、花もたくさん咲いていて、なかなか魅惑的なコースのように思いました。

ただし、ちょっとした岩場のようなところもあるので、トラバース道だからといって油断は禁物です。

P1000793 コウスユキソウも花が咲いているようですが、この日は花散策ではないので、詳しく観察する時間がありません。

P1000794 タカネバラを携帯のカメラで撮影している女の子・・。足元にはイワキンバイも見えています。

この辺りの道はまだ歩きやすい道でしたが・・。

ここで標高は1550mぐらいあると思います。

P1000799 少し進むとこんな岩場もあります。

両手両足をフルに使わないと危険な場所です。

P1000802 権現越からの登り道で、すでにタカネバラを見かけましたが、この付近に来ると大株が多くて見頃です。

P1000803 ピンボケになってしまいましたが、ホソバシュロソウも早いものは咲いていました。

そしてここで気づいたのです。

前回、稜線でたくさん見かけた株はカキランではなくホソバシュロソウだったということに。

そう、この東赤石付近はホソバシュロソウもとても多いのです。

P1000805 前を歩く3人の女の子たちは、バランス感覚もなかなか良いみたいで、かなりの速さで歩いていきます。

P1000807 歩いている直ぐ横に、綺麗なタカネバラが咲いています。

今回の山行ではトラバース道沿いのタカネバラが一番見事でした。

P1000808

この株など、なかなかの大株でした。

P1000810

岩ゴロゴロのトラバース道沿いに咲いているタカネバラです。

前を行く女の子も、何かの花に見とれているようです。

P1000812 岩場にヤマブキショウマが見事に咲いている箇所がありました。

ヤマブキショウマも前回見たときには、あまり咲いてなかったと思います。

P1000813こんな木製の通路を渡る場所もあります。

岩の付け根にもヤマブキショウマが見えていますね。

東赤石はこんな橋や岩場が多いので、バランス感覚が悪い人や怖がりな人にはあまりお勧めできない山です。

P1000819 尾根道との合流点も通過し、山頂への分岐を通過したのは12時10分でした。

コメント

山頂分岐表示板を撮影したのが11時54分だった。
頂上で記念写真をとり移動し始めた時後ろから来た人がいたが
それがあなたたちのグループだったわけだね。

私は後ろを歩いていたから姿をみたけど・・・
顔を見ていない。

来月初旬に再度登るつもりです。

keitann様 こんにちは 凄いペースで歩いて見えますね。
今回の山行記録を読みあがってきましたが、今度のものは雨にかなり降り込められていることであり、少し残念でしたね。
しかし、雨の中とはいえ、花沢山の東赤石のことですので、さすがに豊富な花模様ではありませんか。
木製の丸太桟橋は雨に濡れるとツルツルと滑りますね。小生は膝の関節を痛めてからは、バランスが極端に悪くなり、こういう場所がとても怖くなりましたね。
雨の日の山歩きはこういう点でも怖いですね。
先日のカキランを訂正とのこと了解いたしました。明らかに違って見えましたものね。

流れ星さん、こんばんは。

分岐通過が12時54分ですか。私たちと15分しか違いませんね。

そうしたら、やっぱり私たちが着く前に出て行ったのが、そちらのパーティーでしょうね。
私は最後尾を歩いていたから、全然見てないけど、出発の時の瀬場といい、下山の床鍋と云い、ニアミスを三回もしてるんですね。
トップを歩いていたのが学生時代からの山仲間の男の子です。

私ももう1,2回登りたいけど、来週は北アルプスの予定だし、帰宅してからは法事の準備、4日が法事当日だから、山に登れるのは早くても来月の10日近くかな。シラヒゲソウとオトメシャジンの咲いてる頃でしょうね。

あ、そうそう、頼まれていてバージニア・ストックの種を採取してあります。
郵送しますから、住所をメールででもお知らせください 。

ぶちょうほう様、こんばんは、

すごいペースと言っても週に一度歩くか歩かないかというところです。
東赤石という山は、我が家からですと、アプローチが短いので、歩く時間は長くともそれほど早出する必要がないので、その点、楽なのです。
仕事をしている人と同行するときは、どうしても週末に行くようになりますので、これでも予定が2,3度は流れているのです。

東赤石山は花の名山といわれるだけあって、初夏からの花はほんとに見事です。
岩歩きが多いとは言っても、それほど危険というわけではないので、コース次第でしょうか。
それでも岩場歩きは、思ったより時間を食いますので、登って下るのに最低でも8時間は見ておかないと歩けない山です。
でも、それだけの時間をかけても登る価値がある山です。

ホソバシュロソウはこの山で何度か見ているのに、今回見るまですっかり忘れていました。
カキランがこんなにたくさんあった覚えはないと思いながらも、ほかに思いつかなかったのですから、まだまだ未熟ものですね。

こんばんは~。
雨の中山に登るのは大変そう・・・というのが素直な感想です。
でも、タカネバラはホントに綺麗ですね!
私もバランスはいいほうじゃないと思うナァ・・・たぶん。(^^;)

ちゃっぴーさん、こんばんは。

雨の中の山登りは、正直、きついです。

昔は若かったので、日時が決められた山行は雨が降ろうが台風が来ようがいってましたけど、この年になると、やはり晴れた日に快適に登りたいですね。
でも、自然相手なので、晴れると思っても降ることもあるし、思い通りにはいかないところは現実とそっくりですね。
タカネバラ、ほんとにこんな山の中にイングリッシュガーデン?と思うほど素敵ですよ~。

バランス鍛えて、いらっしゃいます?

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