9月上旬の野草、その4、水辺の花など
いつも立ち寄る山頂付近の小さな池に、このときはヌマトラノオが咲いていました。
葉っぱだけはいつも見ていて、何か花が咲きそうな雰囲気の葉っぱだな~とは思っていたのですが、それまで花が咲いているのを見たことがなかったのでした。
このときはまばらにですが、白い花が咲いていて、最初はなんだかわかりませんでした。湿地に咲くヌマトラノオという花のことは知ってはいたのですが、ヌマトラノオなら穂になって咲きあがるはずだし・・。ここのものは穂にならず、少なめに固まって咲いています。因みに花穂になって咲きあがるのを、植物の用語では総状花序というようですね。
しかし、葉の形などから見るとヌマトラノオのようですし、栄養状態が悪いか何かで花序が貧弱なのかもしれません。うちで育てているハマトラノオも管理が悪かった株はこんな咲き方でした。
初夏に咲くオカトラノオとよく似た花です。
今年はちょっと花の時期には遅かったようです。
咲き残りを楽しむという感じでした。
ダンコウバイは低山には比較的多い木です。
花が春にたくさん咲く割には実はあまり見ません。
あの黄色い花がこんな黒い実になるのですね。
高山ではサワオトギリやタカネオトギリ、ナガサキオトギリなどを良く見ますが、ここではただのオトギリソウが咲いていました。普通のオトギリソウのほうが、私は見かけることが少ないです。
草丈が30センチ以上もあるのと、花のつき方で、直ぐにわかります。
野草散策を始めた7年前からお馴染みの花ですね。低山から高山まで満遍なく咲いています。
キッコウハグマも花茎が上がって花芽もびっしりついていますが、どうもこの花芽は閉鎖花の花芽っぽいのです。
去年はとうとう、キッコウハグマの開放花を見ることがかないませんでしたが、今年はどうでしょうかね。
keitann様 こんにちは
このページは野草植物園みたいで、いろいろな種類を、見られて楽しいですね。
しかも丁寧に解説が付いているので、気楽に見ていけます。
そういえば小生は今夏、ついにオモダカとコナギの花を見ないまま終わってしまいそうです。
コナギについては水路で株だけは沢山見かけたのですが、花は見ることが出来ませんでした。
また、オモダカは株すらも見かけなくなってしまいましたね。
ああいう害草は徹底的に駆除されてしまうのでしょうね。
キッコウハグマのこの元気そうな株立ちも花を開いてはくれないのでしょうか。
この花は年によって、沢山開くときとそうでない時が有るような気がして来ました。
投稿: ぶちょうほう | 2008-09-20 11:53
ぶちょうほう様、こんばんは。
ようやく、いろいろな用事が済んで、山に登れると思ったら、台風が来て、やっと明日は山にでも行こうかと思ったら
今度は雨のようです。9月は思うようにならないことばかりでしたが、来週には何とか一度は行きたいです。
今書いているシリーズはそんな訳で、山登りとも言えないような、近くの山の散策を題材にしましたが、それでも
軽く歩いても、その季節の花には結構会えるものですね。
いつも行っている山でもヌマトラノオのような初めての出会いもあり、わからないものですね。
毎年見ている花を見逃すと、ちょっと残念な気持ちになりますよね。
私も去年はキッコウハグマの花に会えず、同じような気持になりました。
キッコウハグマは今年は何とか花を見たいと思うのですが、うまくいくかどうか・・。
そうそう、今日は所用で出かけていて、ホテイアオイが池に群生しているのを見ましたよ。
投稿: keitann | 2008-09-20 23:05
こんにちは。
春先にダンコウバイの雌雄の花を見つけて喜んでいましたが、その実のことは全く忘れていました。一度この目で見ておかなければいけませんね。有り難うございました。
投稿: 多摩NTの住人 | 2008-09-21 14:54
多摩NTの住人様、こんばんは。
ダンコウバイ、シロモジ、クロモジ、春の花は見分けがつかないほど似ていますが、葉っぱの形、そして秋の実はまったく違ってきますね。シロモジやクロモジの実は結構見ますがダンコウバイはあまり見ません。
友人がダンコウバイを庭植えにしたいと言っていたので、実を少しいただいてくれば良かったのですが、すっかり忘れていました。
シロモジもクロモジも種苗会社のカタログに載っていますが、これが良いお値段なんですよ。
投稿: keitann | 2008-09-21 22:39