秋晴れの石鎚東稜に登る、その6、イワカガミ
望遠レンズで撮影したので、割合はっきりと写っています。
上のほうの木々は少し紅葉しかかっています。この付近は標高1950mほどもあるので、四国では逸早く紅葉する場所です。
そして、先行のパーティーの人たちは枯れ木にザイルをかけて登っているようです。私たちはもちろん、ザイルもメットも持ってないのですけど、もともとのコースはその枯れ木のところを通るのではないそうです。
はるか下のほうに岩が見えますが、この岩を点柱石というそうです。昭文社の山と高原地図の古いほうの地図には載っています。
目を上にやると瓶ガ森の右肩に笹ヶ峰が見え、沓掛山までの稜線が繋がりました。
その稜線の奥には東赤石のドームや二ツ岳もどうやら見えているようです。
こんな光景を見ながら食べるお昼ご飯は、たとえコンビニのおにぎりでも最高ですね。
やがて、山頂に人がやってきて、向こうもこちらを見ているようです。というのは考えすぎ??
のんびり昼休憩している場所の直ぐ近くではシャクナゲの木もあって、早くも来年の花芽が見えます。石鎚にはアルプスと同じハクサンシャクナゲも自生しているそうですが、ここはかなり標高が高いので、もしかしたらハクサンシャクナゲでしょうか。花のときに見てみたいものです。
ここを下れば御来光の滝へと下れるそうですが・・。
お腹もいっぱいになったところで13時に歩き始めます。山頂まではあと一息です。
ここからはカメラを仕舞うようにといわれ、、ウエストポーチにカメラを入れます。
咲き残っていたというよりも、季節を間違えて咲いたのでしょうか。
今年は春に岩黒山で、夏には北アルプスで、そして秋にも石鎚でイワカガミを見ることができて、ほんとに幸運です。
やがて、真っ直ぐにはいけなくなり右か左かというところで、S君の「ここは左を行きます」との声。
先ほど登るのを見た先行のパーティーは右の枯れ木の方に行ったのです。
左に行くと足がかりのあまりない岩があって、S君は身長があるので、かなり上のほうにある足がかりを利用して後は腕力で登ったようです。が、私は到底届かないので、岩の左の草つきを登ることにしました。草つきを登っている人も多いようで、ちゃんと踏後が残っています。しかし、左は絶壁なので、土が崩れたりすれば、勿論転落です。が、なんとかクリアーできました。
これは通った後で、撮影したものです。
この岩を回り込むとどうやら稜線上に出た感じです。時刻は13時7分。
天気が良くて岩が乾いていたせいか、それほど苦労することもなく、また怖い目もせずに、呆気なく登れました。
これまで見えなかった二ノ森や 鞍瀬の頭、西ノ冠岳などが、ここで初めて見えました。
先ほどのパーティーはこの画像中の木が見えているコースを這い上がってこられたようです。
私たちは山頂に向かって左側から回り込んできたようですが、特にザイルやロープは必要なかったです。そして私たちが登ったコースがもともとのコースだそうです。
コースのの下調べもせずに、ついて歩くだけだったので、今頃になって反省しきりですね。国土地理院の地形図をプリントアウトして持参すべきでした。
何はともあれ、これで山頂の一端まで来たわけです。
御来光の滝があるとおぼしき斜面の上のほうに白く見えているのは愛大小屋だそうです。
枯れたように見える石鎚桜の横を通って、天狗岳のほうに歩きます。
展望があるということは、なんと素晴らしいことでしょうか。
さすが東稜コース
迫力満点
新しいレンズ買ったの?
大山の甲ケ山のコースに似ています
ここは女人禁制じゃないの?
投稿: ヨックモック | 2008-10-09 21:22
ヨックさん、こんばんは。
確かにこのコースは晴れていると最高ですよ~。
一度、登りにいらっしゃいませんか?夏にはいろいろな花も咲くようですし・・。
レンズはカメラを買ったときにダブルズームキットを選んだので、最初からついていたレンズです。
景色を撮るときはたいていは標準レンズで撮ってますよ。
望遠レンズをつけてると野鳥なんかを見たときに直ぐに対応できるんですけど、景色はやはり広角がいいですよね。
石鎚は女人禁制ではないので、いつでも登れます。
沢コースも面白いらしいです。
投稿: keitann | 2008-10-09 23:19