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2008-10-31

里山散策、その1、コウヤボウキ

10月第4週の週末は雨で山歩きの予定が流れました。二週間の間まったく歩かないのも、体がなまりそうなのと、その間に見ておきたい野草もあったので、気持ちの良い秋晴れの10月28日、散策程度の山歩きをすることにしました。

コースは弥谷山方面を歩くことにしました。

実家に近い山なので、母に電話をして、山に入る前に一緒に美味しいうどんでも食べようと言うことになりました。

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自宅から浜街道利用で、西に向かう途中、白方付近で天霧山、黒戸山方面を撮影したものです。この付近は昔からデラウエアの栽培が盛んなところで、この日は葡萄畑の葡萄の葉もかすかに色付き、なかなか綺麗でした。山では真っ赤に色付いたヤマブドウの葉を見かける季節ですが、里の葡萄畑の黄葉に気づいたのは初めてのことでした。

Pa28283590 母が教えてくれたうどん屋さんは、なんと醤油うどんが90円と言う驚きの安さでした。

その前に、私が以前何かで知った詫間の製麺所にも母といっしょに行ったのですが、この店は製麺所でうどんを釜から揚げている間だけ、出来立てのうどんを店の傍らで食べさせてくれるそうで、時間は9時半~11時と言うことで間に合わなかったのです。また、どんぶりも箸もお醤油も持参してくださいとのことです。でも、うどん玉を買って帰ったところ、非常に美味しかったので、近々、どんぶり持参で行こうと思っています(^_^;

Pa282839 さて、母と一緒にうどんを食べた後は、「ふれあいパークみの」の駐車場に車を置かせてもらい、まずは弥谷寺方面へと向かいます。

駐車場は弥谷寺の駐車場もかなり広いものが整備されています。

歩き始めは13時5分です。予定としては弥谷山から黒戸山まで行き、途中まで引き返し、弥谷寺へのショートカットの道を下山する予定ですが、一人の歩きなので、そこは風の吹くまま、気の向くままです。

歩き始めて直ぐに気づいたのはカマツカの赤い実でした。先日、東赤石で見たばかりですが、意外と低山にもあるものですね。バラ科なので、実もどことなくバラの実みたいです。

Pa282842 弥谷寺は四国八十八箇所の霊場なので、道の傍らにはお地蔵さんが多いです。

Pa282846 お馴染み俳句茶屋の横を通り抜けて進みます。

Pa282847 緋毛氈ならぬ赤い毛布の敷かれた床机にはコップや湯呑みが置かれてあって、歩きつかれたお遍路さんが一服できるようになっています。

それにしても、まったくの平日だと言うのに、10人ほどのお遍路さんとすれ違いました。

数年前から歩き遍路がブームになっていますが、ブームは衰えるどころか、年々、お遍路さんの姿を見ることが多くなっています。

実は、来週末、上京してお会いすることになっている先輩も、お父上の歩き遍路に付き添って、確か10月末ごろに四国にいらっしゃるとか・・。歩きながら、そのことを思い出し、先輩に携帯メールを出してみます。

Pa282848 俳句茶屋付近から見上げると、弥谷寺の山門が見えます。

Pa282849 山門わきの仁王様・・・。望遠レンズをつけていたので、両脇の仁王様を入れることはできませんでした。

Pa282852 いつも天霧山山頂付近で見ているキヅタの花をこの日は山門の近くで見つけました。

Pa282855 長い階段を上がります。母も数年前はこの階段を上がったのですが、今はもう無理かもしれません。

Pa282856 境内にはお大師様の石像が立っています。

Pa282858 また少し階段を上がったところが、弥谷寺と天霧大和の分岐になっています。

Pa282862 弥谷山への近道もあるのですが、いつもどおりひとまず天霧山手前の鞍部を目指します。

ヤブムラサキの実がなっているのを見つけました。

道はしばらくは樹林の中の薄暗い道です。道の傍らにはこの付近の豪族のお墓などもあって、薄気味悪いと言えば薄気味悪いのですが、一人で歩くのは二度目か三度目だし、この日は青空が広がる快晴なので、特に気にしないで歩きます。

Pa282865 この付近の里山に多いコウヤボウキが日陰でも少し咲いていました。

今年はどうもコウヤボウキと縁がなかったようで、見かけたときにはカメラを持ってなかったり、持っていてもコンデジしか持ってなかったりと、散々でしたが、この日はようやく一眼で撮影することができました。

Pa282868 なにやら綿毛をつけた小さなクサが・・・。よく見るとキッコウハグマの綿毛です。

そうそう、里山にはキッコウハグマも多いのですが、なぜか閉鎖花が多くて、これもどうやら閉鎖花の綿毛のようでした。他にも数株見つけたのも、すべて閉鎖花でした。

残念・・・。去年も開放花には一度も会えなかったのです。今年はどこかで合えると良いのですが・・。

Pa282869 いつも見るのと葉の形がちょっと違うツリガネニンジンが咲いています。

この付近でツリガネニンジンを見たのはこれが初めてです。

コメント

キッコウハグマが閉鎖花をつけることを初めて知りました。
実は種を播いていて、蕾が見えるのになかなか咲かないので不思議に思っていましたよ。
コウヤボウキも趣きのある花ですね。いずれ育てて見たいです。

三太郎さん、こんばんは。
キッコウハグマはそちらの山では開放花が多いんでしょうか?
こちらでは閉鎖花が多いんですよ。でも、土曜日にいつも開放花の咲く場所に行ってみたら
二年ぶりで咲いた花に会えました。嬉しかったです。
私が育てた時もキッコウハグマは閉鎖花しかつけませんでした。
日当たりの悪い場所では閉鎖花しか見ないようです。
コウヤボウキはこちらでは低山ではごく普通にみかける花です。
でも、味わいのある花ですよね。

>はそちらの山では開放花が多いんでしょうか?

恥ずかしながら、お答えできません(^^;
この季節に山を歩くことがほとんどなかったので・・・

>日当たりの悪い場所では閉鎖花しか見ないようです。

おお、よいご教示を頂きました!来年は鉢の置き場所を変えてみましょう。

三太郎さん、こんばんは。
10月末や11月は花もほとんど終わっているので、夏ほど山歩きしない方が多いみたいですね。
でも、低山は花も咲き残っているかも・・。高尾山など、キッコウハグマもありそうですね。

日当たりは大いに関係あるみたいですよ。
今後の栽培にお役に立てるといいですが・・。

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