お彼岸時分の梶ヶ森、その8、ナンバンハコベ
下る前にもう一度、山頂方面を振り返ります。
女性2人が上を目指して歩いて行かれるところでした。何も荷物を持ってないようなので、もしかすると名水の場所までかも知れませんね。
何しろ、梶ヶ森にはほとんどの人がドライブで上がってこられるのです。
山荘の庭のようなところに、ずいぶん変わった色のカワラナデシコが咲いていました。
香川の山では薄暗い樹林の下で咲いていることが多いので、花が開いてないことが多いですが、梶ヶ森は明るい山なのと、この日はお天気がまずまずだったので、アサマリンドウの花にしてはよく開いているほうです。
砂がざれているので、一寸近づきにくいのでした。
アキチョウジとナックの白い花はシロヨメナでしょうか。同定にてこずるキク科の季節が始まっていますね。
車道から一段下のちょっと薄暗い場所で、アキチョウジが群生しています。
ありふれた花ですが、紫の色といい、花姿といい、綺麗な花です。
赤いイタドリの花です。メイゲツソウとも呼ぶようです。今年に入っては初めての出会いですね。
赤花ゲンノショウコとハガクレツリフネがツーショットで咲いていました。
紫系の秋らしい花色の花が並びます。
この前から探していたナンバンハコベの花です。
実は香川の山地に咲くそうで、野草友達から場所も教えてもらっていたのに、まだ見てなかったのです。
でも、花の形は図鑑で前もって調べてあったので、頭に入っていたのです。一目見てすぐにナンバンハコベだとわかりました。
白い花弁は細くて、途中で直角に外側に折れているのです。
茎は長くて1mほどになるようですが、ほかの植物に寄りかかって立っているという感じです。
確か、去年来た時にはキャンプ場に向かう道で群生していました。
けいさん
こんにちは(^^)v
あのですね、
タカネ・ミヤマって云う、植物のネーミングのカンムリ。
高嶺・深山、文字は全然違うのになんだか紛らわしいですね(^^)v
タカネは高山、ミヤマは深い山の中・・・意味は、やっぱし違う。
でも紛らわしい。
けいさんのタカネハンショウヅルを見ていて、つくづくそんな風に思いました。
今度の水曜日、松戸の〇こちゃんたちとミヤマハンショウヅルの結実を見に行きます。
んんん、あんまり高くない山にあっても「タカネハンショウヅル」。
標高2400mで人知れず咲いていたのが「ミヤマハンショウヅル」。
投稿: あゆ | 2008-10-03 09:28
あゆさん、こんにちは。
タカネハンショウヅルのタカネはまったくいい加減なネーミングだと、私も思います。
タカネというと、どんな高山に生えてるんだろうと思いますものね。
でも、一方で、ボタンヅルやセンニンソウみたいな低山に咲く花と比べると、あきらかにちょっとした高い山に咲くのも事実なんですよ。その辺りの感覚でしょうか。
ミヤマがつくものも、ミヤマアキノキリンソウとかミヤマウズラとかありますが、ミヤマウズラもそういえば、低山に咲きますね。こちらはいかにも深山に咲きそうな花ということでミヤマなのかな~?
ネーミングは難しいですね。
今度の水曜日っていうと、標高2400mはかなり寒いのでは?
防寒対策、十分にしていってくださいね。
投稿: keitann | 2008-10-03 12:41
ナンバンハコベに反応です。
数年前私も初めて見ました。予備知識は全くなかったので面白い花の形、花の割に大きな真っ黒な実に感激して、しっかり種をもらってきましたっけ。
翌年、10号の平鉢いっぱいにはびこって花も実もいっぱいになりましたが、だんだんに消えて今年はゼロ。山の花は平地のシュウカイドウやミズヒキソウに負けたようです。
でも、面白い形の花で、好きです。
またどこかで見つけたら、種をいただいてこようかしら、、、。
投稿: プルメリア | 2008-10-03 22:36
プルメリアさん、こんばんは。
ナンバンハコベは、よほど植物の好きな人でないと、知らない花でしょうね。
面白い形をした花で、一目見ると、忘れられません。
実は今日も山に行ってたのですが、車道沿いにあったんですよ。でも花は終わってて、あの真っ黒な実だけがいくつも残ってましたよ。山の花は一時は増えても、種から常に更新してないと消える運命にあるのかしらん?
私も3,4年前に山でアキノタムラソウの種を採取してきて育てましたが、地植えにしていたら、やっぱり二年ぐらいで消えました。
投稿: keitann | 2008-10-04 23:19