10月下旬に見た花、その3、タンナトリカブトなど
5年ほど前からこの山には毎年のように来ていますが、山頂付近はちょっとしたお花畑になっています。ヤマラッキョウ、ボクチの花、トリカブトなど・・・。
しかし、ヤマラッキョウもずいぶん減って、代わりにタンナトリカブトだけは増えていたようでした。タンナトリカブトは西日本ではもっともふつうの種類だそうです。四国にはほかにシコクブシというのもあてt、花だけを見てもなかなか区別がつかないのですが、野草友達によい見分け方を教えていただきました。
それによると、タンナトリカブトは茎が直立していて、シコクブシでは茎が倒れ気味になているそうです。なるほど、ここの株はどれもまっすぐ立っていました。
ほかに私が感じたことでは、タンナトリカブトは乾燥した尾根筋に多いようですが、シコクブシのほうは沢筋に多く見るように思いました。
今までこの場所では見たことがなかったツチアケビも見つけてびっくりしました。
それにしても、大きな赤い実はいかにも人目を引きます。
この山ではおなじみのツルシキミの赤い実もあちこちで見かけました。
さすがにこの季節になると、もう花は見ませんね。
いつもほとんど人に会うことのない山なのに、驚いたことに賑やかな声がして、幼稚園児がたくさん登ってきました。
高松市内の幼稚園の遠足らしいですが、ずいぶん下から登ってきたようで、幼稚園児のたくましいことに驚きました。
こんにちは。
トリカブトの花は本当に面白い形ですね。
ツチアケビは見たことがありませんが、これだけ目立てばすぐにわかりそうですね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2008-10-26 11:23
keitann様 こんにちは
トリカブトの深い青に引き寄せられました。
これは魔力的な美しさですね。
猛毒かどうかは別にして、これも飛びぬけていると思いましたね。
ツチアケビには、今年は探して歩きましたが、ついに出会えませんでした。
こちらで、羨ましそうに指を咥えて、見ておきます。
ツルリンドウの実も花も、今年は出会えませんでしたから、これにも同じことをしておきましょう。
幼稚園児の頃が山登りに一番タフかもしれませんね。
なにしろチョット休めば、すぐに回復してしまうのですから。
投稿: ぶちょうほう | 2008-10-26 12:06
多摩NTの住人様、こんばんは。
トリカブトの花は秋に山歩きをしていると必ずと言ってよいほど出会う花です。
鹿の食害が多い剣山でも、シコクブシなど、トリカブトの仲間だけは食べられることもなく、綺麗に咲いています。
ツチアケビは野生ランの中ではかなり大きくて、草丈が50センチほどもあります。
この個体はそれほどでもなかったですが、それでも、赤い実は、嫌でも目につきますね。
投稿: keitann | 2008-10-26 17:03
ぶちょうほう様、こんばんは。
トリカブトは園芸種のものが園芸店などでも売っているほどですから、この花の美しさはすでに周知のことがらのようです。
私自身は極めて好きな花というわけではないですが、それでも、このブルーの色には魅せられますね。
秋はリンドウやこのトリカブトなどブルーの花が多いのかも知れません。
ツチアケビはこちらでも、年に2,3度会えるぐらいですが、ツルリンドウはたいていの野山で見ることができます。
ぶちょうほう様ほど、野山を歩いてらしてもご覧になってないとすれば、そちらの野山では絶対数が減っているのでしょうか。
四国では幸いにもツルリンドウやツルニンジンだけはまだまだ野山には多いです。
この日は幼稚園児だけでなく小学生にも出会いました。
遠足日和だったのでしょうね。
投稿: keitann | 2008-10-26 17:09