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2008-10-17

矢筈山で木の実を楽しむ、その4、マユミの実

矢筈山山頂までは水平距離にして3~4キロの道のりですが、落合峠から山頂までは標高差が350mしかありません。つまり、ほとんどはダラダラとした平坦な道か緩やかなアップダウンが多い道です。

Pa040657_5    

ルートは最初の笹原部分を通り過ぎると、やがて樹林の中を通り抜ける道となります。

こういうところはどうもクマが出そうで気味が悪いですが、ぬかるんだ場所にも人の足跡はあっても、クマの足跡はないのでほっとしました。

Pa040660_2 オオカメノキの実がここで黒く熟れているようです。

Pa040658 まだ咲き残っていたホソバシュロソウ。

Pa040668 ツタウルシの紅葉は石鎚でも見ましたが、矢筈山でもところどころで見かけました。

Pa040672 そうそう、去年の10月に来たときも、ナナカマドの実をここで見たのでした。

今年はナナカマドの実も大豊作です。

もう少し歩くと最低鞍部ですが、休憩はもう少し先の展望のあるところでしようということになりました。

Pa040685 再び、笹原に出ました。

咲き終わっていますが、これは何の花でしょう?

しばらく考え、この葉、この姿からナンゴククガイソウかな?と判断しました。

Pa040688 Tさんが「これは何}と尋ねるので、見てみると、ユリの咲き後ですが、コオニユリとは違うようです。

どうやら葉は細いし、花の後の実が大きくないので、ササユリのようです。

Pa040689 可愛いリンドウも草むらの陰でひっそりと咲いています。

Pa040693 秋の山歩きの定番、テンナンショウの実です。

Pa040698 11時20分、少々、展望のある場所に出たので、小休止です。

サガリハゲらしき山の斜面が見えていますが、うっすらと紅葉し始めています。

気温は高目で、休憩していても、全然、寒さを感じません。

Pa040708

再び、歩き始め、やがて、見覚えのある急登場所にやってきました。

トラロープの張ってある箇所です。

その付近になにやら、面白い株が見えました。

Pa040710hinanousutubo このときは自宅で丁度カリガネソウが実をつけ始めたばかりで、とてもよく似ていたので、てっきりカリガネソウだと思い込んだのですが、よく調べるとヒナノウスツボのようでした。

ヒナノウスツボは花の時期は剣山で毎年見るのですが、種の時期には見たことがありませんでした。

Pa040714 11時40分、サガリハゲへの分岐を通過です。

Pa040715 そして、矢筈山まで、あと0.8キロです。もう一歩きですね。

Pa040730 分岐からはしばらく尾根を北に巻くような感じです。

斜面には去年も驚いたテンニンソウの群落が見えます。

石鎚山系ではオオマルバノテンニンソウですが、剣山系ではテンニンソウの群落を見ます。

Pa040738 やがて、山頂手前の鞍部に出てきました。

ここは去年、剣山やジロウギュウが見えて感激した場所です。

しかしこの日は下はよく見えるのですが、剣山系の山々はガスの中です。残念。

下を見下ろすと、緑の木々の中に一本だけ、赤く紅葉した木が見えましたが、何の木かはわかりませんでした。

Pa040744 マユミの実も少し赤くなりかけていました。

Pa040753 かすかに紅葉し始めた木々・・・。

Pa040755 こちらはコオニユリの実のようですね。

Pa040759 矢筈山のシンボル、矢筈岩が見えてきました。

Pa040762 山頂付近は笹原になっていて、道沿いにリンドウやアキノキリンソウが咲いていました。

Pa040775 山頂手前までやってくると、ガスが少し上がったようで、少しですが向こう側の稜線も見えてきました。

Pa040776 12時24分、ピークに着きました。

去年は確か山頂に着いたときは雨だったのでした。

360度の大展望とはいきませんが、雨が降ってないだけでもずいぶんあり難いです。

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