シマカンギク満開の里山で、その2、
鞍部からはいきなりの急登が始まるので、最初は驚きますが、もう3度目の道ですから、私はそうでもありません。Rさんもびっくりしながら登りますが、それよりももっとびっくりしたのは山道沿いにずいぶん花が多かったことです。
11月も半ばにこれほど花が咲いているのは、一寸見かけない光景には違いありません。
特に山頂までの道はヤマラッキョウも結構咲いていて、黄色のシマカンギクとの色の取り合わせが、とても晩秋とは思えないほど華やかです。ただでさえ、野草が少なくなる季節ですから、一種類が咲いてても嬉しいものですが、まるで春のような色です。
シマカンギクだけが咲いている場所、ヤマラッキョウだけが咲いている場所というのは、それほど珍しくはないのですが、両方がこうしてツーショットで撮影できる場所となると、私も今まで見たことがありませんでした。
この前来た時にも、カラマツソウの仲間がたくさんあるな~とは思いましたが、Rさんによると、このカラマツソウはイワカラマツといって、珍しいそうですが、この山ではあちこちにごく普通に見られます。
まだかろうじて、咲き残っていた株がありました。
葉を触ると、ちょっとべたつく感じがあるのが特徴だそうです。
枯れたように見えるのは、イブキシモツケの花後で、花は4月頃に咲きます。
ヤマブキといい、イブキシモツケといいい、春にも忘れずに来てみたいものですね。
シマカンギクやヤマラッキョウは咲いているのですぐにわかりますが、イワカラマツ、イブキシモツケなども花後ですが、見えています。
いつもサンショウの仲間を見ても、なかなか種類が分からずに困りますが、この日はRさんと一緒なので心強いです。
葉が大きいので見分けやすいのですが、やはり香りがかなりあります。
食べられるそうですが、あまりのシマカンギク群生にお味見を忘れてしまいました。
コマユミの木も紅葉し始めています。ほかの木よりも少し早目でしょうか。
いつもはもっと茶色く枯れたような姿を見ています。
同じシマカンギクとヤマラッキョウもこんな風に撮影すると秋らしい感じがしますね。
先ほどの鞍部をはさんで対面の山肌にお地蔵さんが見えています。
この山を登ったら、次は向こう側に行く予定にしているのです。
keitann様 こんにちは
先輩たちと楽しまれた、二泊三日東京・信越の旅では、圧倒的な紅葉・黄葉でしたね。
ああいう空間に入ると夢見心地というか、お酒無しでも酩酊状態にはなりませんでしたでしょうか。
記事を流し読みしましたが、素敵な旅行でしたね。
さて、今度は11月の15日頃のことでしょうか、お膝元の里山めぐり・・・・・。
三河では見かけないシマカンギクが沢山有り、それとヤマラッキョウのコラボレーション、これもまた、珍しいことになります。
歩くそばから花達が目の前に現れてくるようで、じつに楽しそうですね。
イワカラマツは、初めて聞く名前でした。
ところ変われば品変わる・・・・・・本当にそのとおりですね。
投稿: ぶちょうほう | 2008-11-29 21:54
ぶちょうほう様、こんばんは。
11月初旬の信越の山々では、紅葉の始まりかけた山、真っ盛りの山、そして、終わってしまった山といろいろな段階の紅葉を見ることができました。
昔も秋の山にはよく登っているはずなのに、なぜか紅葉を見てもあまり感激した記憶がないのです。
他の人ともよく話すのですが、紅葉の美しさはやはりある程度年をとってからわかるものでしょうか。
全山を染めるわけですから、ある意味、花の咲いているのよりも、すごいことなんでしょうね。
この回の記事は11月14日の散策を記事にしたものです。
シマカンギクは三河地方では見られないんですね。
そう考えると、四国の里山ではごく普通にシマカンギクガ咲き、海辺ではノジギクが咲き乱れるのは、ほんとに恵まれたことですね。
ヤマラッキョウとシマカンギクが一緒に咲き乱れるのは、四国でも珍しいかも知れません。
これほどシマカンギクガ群生する山が身近にあったとは、正直、驚きました。
イワカラマツも県によっては絶滅危惧種になっているそうです。
投稿: keitann | 2008-11-30 00:56