シマカンギク満開の里山で、その1、
11月上旬の旅の記事のアップが手間取ってしまいました。
旅から帰ってきた週の終わりに、久々に野草友達と里山を散策してきたのですが、思いがけずシマカンギクの群生に行き会うことが出来ました。
これから3回ほどの予定で、このときに見た野草をご紹介しようと思います。
画像はこのときに登山道にわきで咲いていたシマカンギクです。10月初めにも実は同じ山に行っているのですが、シマカンギクの花芽は少しは確認していましたが、まさか一ヵ月後にこれほどの群生が見られるとはよもや予想もしていませんでした。
野草友達のRさんと一緒に、最初は車道を登ります。
車道といっても坂の勾配がきつくて、暖かい日だったので、汗が噴き出ます。
車道沿いは綺麗に草が刈り取られ、その後から再び出てきたヤマハッカが初々しい花を咲かせています。
普通に咲いたヤマハッカは11月中旬ともなれば、咲き終わりのころなんでしょうが・・。
花だけは9月末に梶ヶ森で見ていたのですが、実も可愛いですね。
カラスウリよりもずっと可愛くてすっかり気に入りました。
ありきたりですが、アオツヅラフジの実も、なかなか良い色ですね。
白いイネ科の花はノガリヤスのようです。
赤いヒヨドリジョウゴの実に混じって、黒い実が見えるのはウドの実です。
ここは低山ですが、ウドもとても多いのです。
セイタカアワダチソウも、花はほぼ終わったようですね。
10月初めに来た時に花盛りだったカワミドリの花はほぼ終わっていましたが、それでも咲き残りの花もまだ見られました。
香りのきつい花です。
ハーブのアニスヒソップとよく似ています。
カワミドリの咲き終わりの姿です。これほど群生しているのは、低山にしては珍しいと思います。
この山にはヤマブキも多いのですが、季節を間違えた花が一輪だけ咲いています。
春にはさぞかし、黄色に染まると思われるほど、ヤマブキの木が多いのですが、春はあちこちにお花見が忙しいので、ここに来れるかどうか・・・。
鞍部に建つお寺までやってきました。この山は、死んだ父が、よく来ていいたという、思い出の山でもあります。
夏の花だと思ったのに、まだ咲いているタカサゴユリです。このユリは強いですね。
鞍部までやってくると、そこはシマカンギクの乱れ咲く道となっていました。
急な山道を登っていくと、両側にシマカンギクの群生が見えます。
同行のRさんと、思わず歓声を上げてしまいました。
この季節にまだまだ咲いてるお花がたくさんありますね。
四国にはいろんなキクの花があるようですが、、、。つまり四国の地名を冠した菊が多いように感じますが。アシズリ、セト、ナカガワ、イヨ、、。
冬枯れの山道でこの黄色い群生はさぞかし目立つことでしょう。
先週の東京の高尾山にたくさん咲いているのはせいぜいシラヤマギクくらいです。
でも日だまりの場所にタチツボスミレがいっぱい咲いてるのにはちょっとびっくりでした。
投稿: プルメリア | 2008-11-29 00:34
プルメリアさん、こんにちは。
この時期というか、アップが遅くなってしまって、ほんとは11月半ばに見てきた様子なんですよ。
でも、まだ花芽が結構ありましたから、シマカンギクはまだ咲いていると思います。
四国だけではないと思いますが、西日本にはノギクの仲間が多いようですね。
明日は高知に行きますが、タイキンギクやアゼトウナ、ヤナギノギクなど、キク科の仲間は多いです。
晩秋に咲いてくれるそれらのキクのおかげで、高知は12月半ばまで、低山や海辺に行けばまだまだ花を楽しむことができるんですよ。
高尾山にはまだシラヤマギクが咲いていたんですね。
でも、11月のシラヤマギクは本来の花の季節ではないですから、あまり綺麗な咲き方ではないでしょうね。
スミレの仲間は、秋に狂い咲きすることが多く、こちらの野山でもときどき見かけますよ。
でも、秋にいっぱい咲いていたというところが、すみれの名所の高尾山らしいですね。
投稿: keitann | 2008-11-29 14:05