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2008-12-10

08年、高知花紀行、その10、ウスベニニガナ

去年見たのより一段とスケールの大きいツメレンゲの群生を見て、これで今の季節に高知で見たかった花がほとんど見られ、満ち足りた気分で帰路につくことができました。

海岸を見ると、灯台が見えます。まだ明るいので、最後にこの灯台に立ち寄ることにしました。

Pb305587

321号線は上下二車線の快適な車道ですが、高知の人口の少なさのせいか、先ほどから走る車とてあまり見かけません。綺麗な海岸線で、これが人口の多い都市部なら洒落たレストランやカフェが建ち並ぶのでしょうが、そうはならないところが高知の良さです。

Pb305581 車道から海を見下ろしてみます。

透き通っていて、下まで見えます。

Pb305591 トンネルの手前を右に入っていくと灯台です。

トンネルの上のほうにも白くノジギクが群生しているのが見えます。

Pb305594 道路沿いにもアシズリノジギクが群生しています。

Pb305596 西日を浴びて咲くハマナデシコの花・・・。

Pb305599 こちらも西日を浴びて、輝いているように見えるアゼトウナ。

Pb305602 灯台の下までやってきました。

しかし、灯台のすぐ近くでは展望は思ったほどありません。

Pb305601 遊歩道の途中から足摺岬が見えました。

Pb305604 ちょっと離れた断崖にツメレンンゲらしきものが見えていますが、さすがに近付けそうな場所ではありません。

Pb305605 西の方角を見ると、そこは大堂海岸方面で、見えている島は沖ノ島に違いありません。

高校からの友達のHさんの息子のY君が好きだったという沖ノ島です。Y君は29歳か30歳の若さで、室戸の海に潜っていて、帰らぬ人となりました。

お骨は沖ノ島付近で飛行機から散骨したと聞いています。

長く生きていると、嬉しいこともたくさんあるけど、悲しいこともたくさん見聞きするものです。

Pb305611 灯台に向かう時には気づかなかったウスベニニガナが2株だけ咲いているのを、車に引き返す途中で見つけました。

ウスベニニガナも会いたかった花で、去年の高知ドライブで咲く場所もわかっていたのですが、時間が足りず、自生地に立ち寄るのは無理と諦めていた花でした。

最後の最後になって、そのウスベニニガナにも会えて、今回のドライブはほんとに運が良かったとしか思えません。

Pb305610 ほんとは陽射しの中で撮影したかったのですが、会えただけでも良しとしなければ・・。

Pb305615 車に着くころには、西の海に夕日が落ちようとしていました。

結局、この日は日の出前から行動し始めましたが、日が落ちるまで、お日さまが雲に隠れることは一度もありませんでした。

帰りは土佐中村に着くまでに、辺りは真っ暗になりました。

途中、大方の道の駅に寄った時に、南西の方角に二つの明るい星が見え、Tさんと「あの星は何?」と話しましたが、金星にしてはもう一つの明るい星が腑に落ちません。結局、翌日になって、たまたま、金星と木星が接近しているのを知って、疑問が解けました。

高知で夕食を食べ、高速を飛ばして自宅に帰りついたのは夜の10時でした。でも、最後に自宅駐車場から家に入るまでに、香川の星空もなかなかきれいだなと思って、空を眺めていたら、流れ星を二つも見たのでした。しかも後の一つは中天から綺麗に流れて、大気圏に突入したあとの火を噴く様子まで見ることができました。

快晴の一日を、まだまだ暖かいというか、むしろ暑いぐらいの高知で様々な花を心行くまで楽しみ、最後は夕日と木星金星のペア、おまけに流星まで見ることができて、感激しっぱなしの一日となりました。その夜のワインが美味しかったのは言うまでもありません。

コメント

ウスベニニガナってハナニガナのような花ではないのですね
どちらかと言うとノボロギクみたい?
ピンクが可愛いですね

四国って小さな島だから気候は全体的に同じかと思っていたら あちら側とこちら側では違うようですね
興味深いことですけどなかなか憶えられないです

四国はでっかいですよ!
高速が出来てから近く感じますが、昔は高知へ行くのにどんだけ遠かったか~
来春、上の子供が大学卒業だし、下の子は高校卒業して進学だし・・・。
四国旅行もいいかな!

yuukoさん、ウスベニニガナはキク科ウスベニニガナ属となっていますが、花はベニバナボロギクのような花です。
ニガナとはあまり似ていません。色がパステルカラーのピンクで、こんな色の野草はちょっと珍しいかもしれません。

四国は先ほども書いたように太平洋側と瀬戸内側とではかなり気候なども違うのです。高速だと香川~高知はたった
1時間だけど、トンネルを超えると、そこは南国だった、ってなものです。
それに海岸から高い山までいろいろあるので標高による差も大きいです。
同じ日に、雪山へ行くのも可能だし、暖かい海岸に行くのもOKなんですよ。

housiさん、こんばんは。
ご無沙汰ばかりしていますが、上の息子さんがもう大学卒業ですか。
早いものですね~。なんだか、大学入試の前から知っていたような??
下のお子さんが高校卒業ですか。

息子さん二人とも、housiさんを慕われているようですから、卒業を機に四国旅行いいですね。
やはり、子供さんが小さい頃から一緒に走ったりしてたからでしょうね。
男同士の絆が羨ましいですよ。

おはようございま~す

そうですね、四国はでっかいですね
なんだか小さいというイメージがあるんです
今 夫に沖縄なら小さな島だけど 四国は大きいよ
北海道は一つだけど四国は四県だ、って言われました
失礼しました

あんまり大きく移動しないでも寒暖の差が大きいというのは魅力ですね
四国旅行しようと思ったらやっぱり1週間くらいは必要なのかしら・・・

yuukoさん、こんばんは。

四国は面積から言うと北海道の数分の一なんでしょうね。
学生時代に知床の山に登ったときは、札幌から寝台車で標茶かどこかまで行って、そこからまたバスでした。
遠かったです。
面積は小さいけど、そのぶん、コンパクトに海も川も山も楽しめるということでしょうか。
どの県に住んでいても、海も山も身近ですよ。
野生の花が多いのも、そういう環境のおかげかもしれません。
四国一週は、車なら一週間もあれば、十分見てまわれると思いますよ。
5日間でもいいのではないでしょうかね。
もし、いらっしゃるのでしたら、ぜひ、ご連絡くださいね。

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