師走の一日、海辺の山を歩く、その2、
のんびりと車道を歩いて登っていると、汗ばむほどの陽気で、前日の真冬並みの寒さが嘘のようです。山に来ると、いつも思いますが、おひさまが出ていて、風がなければ、冬の山でもずいぶんと暖かいものです。
おまけにこんな光景にあちこちで出くわしました。
シマカンギクがまだ初々しい花を咲かせているのです。
12月に入っているので、さすがに花も終盤だろうと予想していましたが、咲き終わりどころかこれはちょうど見ごろの株です。
Rさんがヤクシソウの綿毛だと教えてくれました。
何のことはない、その隣にまだきれいに咲いているヤクシソウが健在でした。
すぐ隣に咲いているのに、これだけ花の時期が違うのも面白いですね。
小さい株ならともかく、大きい株はたいていは倒れ込むように咲いています。
茶色くなった葉をいつまでも木に残したままなのが良く目立つヤマコウバシの木。小枝を少しだけ折って、香りを確かめますが、あまり香りを感じませんでした。
3年ほど前に見たことのあるジャケツイバラの豆果です。花は5月頃に咲きますから、長い間、残っているものですね。
ジャケツイバラのサヤはどういうわけか上に向かって開いているので、豆が落ちにくいのかもしれません。
バックは海のブルーです。
黒い実がたくさんなっているこの木はオオバヤシャブシだそうです。
砂防用に植栽されるとのことで、自生の木ではないようです。
以前はヤシャブシとノグルミの区別もつかなかったのですが、ようやく最近は見分けられるようになりました。樹木は難しいですね。
今年は野山の実が豊作なのか、良く残っているようです。
花は少ないですが、ハゼの紅葉やいろいろな木の実などで、高山の歩きとは一味違います。
こんにちは。
そちらは良いお天気のようですね。
東京は朝から冷たい雨で足止めです。
ヤクシソウの綿毛と花の話のくだり・・。花は違いますが、私も良くこういう経験をすることがあります。
投稿: 多摩NTの住人 | 2008-12-14 14:21
多摩NTの住人様、こんばんは。
天気予報では雨になっていたのですが、早めに降ってくれたおかげで昼間は暖かい一日になりました。
ヤクシソウでなくとも、近くで開花株と花の終わった株が見られるんですね~。
ヤクシソウは標高1000mぐらいの山だと9月末には見かけます。
そう考えると、ずいぶん花期の長い花ですね。
投稿: keitann | 2008-12-14 23:49
keitannさん 今晩は~
そちらの山は賑やかですね
色とりどり!
お花も紅葉も実も どれも色があってきれいです
今朝雪の中を歩きながら思いました
九州や四国で雪が降った時のようすとこことの大きな違いは あちらには色があることだと・・・
ここはまったくのモノクロの世界ですから
それも、好きなんですけどこちらに来ると羨ましくなりますね
野生の柿なんてあるとは知らなかったデス
実が小さいですね
甘いですか?
投稿: yuuko | 2008-12-15 19:20
yuukoさん、こんばんは~。
そうですね、こちらでは12月までは紅葉や木の実など、まだまだ色のある光景が見られますね。
真冬でも、ホトケノザやオオイヌノフグリなど、春の花が晩秋から咲いているので、平野部の畑に行けば
結構賑やかですよ。
そのぶん、北のほうに住んでいる人より、春を待ち焦がれる気持ちは薄いかもしません。
北国の風景はやっぱりモノトーンなんでしょうね。
信州育ちの義妹が、冬場は草すらもなくなって、緑色なんて地面には見られないのだと言ってましたっけ。
高知に行くと、まだまだ花も咲いていると思いますので、今週末ぐらいに今度は室戸岬にいってみたいと
思っています(年末に何してるんじゃ~と叱られそう(^_^;)
柿やビワは、こちらでは野鳥が種を落としていくらしく、山歩きしていると良く見かけるんですよ。
お味見はしたことないですが、たぶんシブガキが多いのかな?
でも、熟すると甘いんじゃないでしょうか。
投稿: keitann | 2008-12-15 23:52