師走の一日、海辺の山を歩く、その3、
車道歩きはつまらない歩きになることが多いですが、それでも、登山道と違って、きょろきょろとよそ見をしたり上を見ながら歩いていても、木の根につまずくこともなく、穴に落ちることもなく、そういう意味ではのんびりと歩けます。
この日のように車が少ないと、横2列になっても3列になっても、OKですしね(^_^;
ハゼの紅葉は赤だけかと思っていたら、黄色や褐色の色もあって、この画像も赤と黄色に染まったハゼの紅葉を撮ったものです。
緑が濃くて稜線の端っこが海に落ちているのが、七宝山で、この山の南麓で高校時代の仲間が園芸農家を営んでいます。今頃はポインセチアの出荷に忙しいことでしょう。
色が薄くなっている山は徳島との県境に位置する雲辺寺山で、山頂付近には人口雪のスキー場があります。
七宝山と雲辺寺山の境目辺りにうっすらと三角錐状の山が見えます。
登っている最中は、この山の名がわからず、帰宅して地図で調べたら徳島の中津山のようです。中津山は標高1400m以上あり、この日も雪で白く見えていました。いつも紫雲出山には春にばかり来るので、こんなに展望が良いとは驚きました。
カマツカの木も赤い実をつけていますが、11月に見たときと違うのは葉が紅葉してしまっていることでしょう。
先ほどはオオバヤシャブシの実を見ましたが、今度はノグルミの実です。
両方が一日で見られると、同定もしやすいですね。
ムクノキの葉がほぼ落葉して、黒い実がたくさんぶら下がっています。
ムクノキの実はまだお味見したことがなかったので、少しだけ齧ってみました。
うす甘い味がしました。
今年初めて、綺麗に乾燥して綿毛になったボタンヅルの実を見ました。
実ばかりが続きますが、これは言うまでなく、イタドリの実です。イタドリモこうしてみるとなかなか綺麗です。
上のほうにはノイバラの実も見えています。
サネカズラの葉は、冬になると部分的に赤くなるので、慣れると見つけやすいです。
今年はトキリマメの実は見ていますが、タンキリマメはこれがお初かも・・。
エノコログサの穂が紫色をしています。Rさんが「ムラサキエノコログサよ」と教えてくれました。そんなのがあるとは初耳でした。やっぱり詳しい方と一緒に歩くと勉強になりますね。
頭上にツルウメモドキの実がいっぱいあるのを誰かが見つけました。やっぱり4人で歩くと、いろいろなものが見つかります。
下のほうにもツルウメモドキがあるのですが、こちらはまだ葉が残っています。この葉も綺麗に黄葉してとても素敵です。
またまたジャケツイバラの実を発見です。今度は羽状複葉の葉も残っているので、間違いようがありません。
サンショウの赤い実が見えました。この山はイヌザンショウではなくサンショウが多い山です。
海が光り、まるで、道が海に落ちているように見えます。
恐らく登山口に来るときに走った道でしょう。
日光を反射してまばゆいばかりに光り輝く海・・・。とても12月の光景とは思えません。
写真を撮ったり、お喋りしたりしながら登っているので、初老のご夫婦に追い抜かれました(^_^;
歩いて登る人はめったにいないのですが、この日はお天気が良かったので、お散歩を兼ねて歩かれているのでしょうか。真っ赤なペアルックで、洒落たカップルでした。
いいなぁ~♪
けいさんのは、いっつもいいよ(^^)v
① メグスリノキもね、一本の木に緑や黄・赤が混じってきれいだよ。
② 四国も降雪があるの??
③ カマツカの実、食べてみた?? ボクは昔、おやつにしてました。
しかし、けいさん。
植物のオフの時期に思われがちだけど、初冬の山は楽しさいっぱいのワンダーランドだね(^^)v
ヘクソカヅラの実は、数粒を手にとって潰し、万編無く手に摺りこむとシモヤケやアカギレが防げます。
だけどさ・・・・顔に近づけないでくださいね(^^)v(^^)v(^^)v
投稿: あゆ | 2008-12-17 10:00
keitann様 こんにちは
林道歩きも冒頭で仰言ったように良い面もありますね。
大概の場合は歩きたくはないですけれども・・・・・。
山から眺める海というのも、山岳展望とは違った趣きで、なかなか乙なものですね。
そして、明るい日差しのもとで、じつに沢山の種類の草木を楽しまれて見えますね。
ついにムクノキの実を賞味されましたか。
今なら干しブドウみたいになっていたのではないでしょうか。何となくざらついた感じはしませんでしたか。
初冬の日差しの中を、お仲間と一緒に、語らいながらのんびり歩くなんて、素敵なことですね。
投稿: ぶちょうほう | 2008-12-17 10:22
あゆさん、こんちは~。
メグスリノキって聞いたことはあるけど、現物はまだ見たことがないかも・・。
検索して調べたら、ほんとに紅葉が見事ですね。覚えておいて、今度どこかに登るときに見てみなくては・・。
四国にはもちろん、高い山があるから、降雪は普通にありますよ。ただ、私が住んでいる海に近い平野部は
最近は、雪は滅多に積らなくなりましたね。私の子供時代にはそれでも、雪だるまが作れるぐらいには年に一度は
降ってました。今でも車で20分ほど南に走った辺りからは山に近くなるので結構積もるみたいです。
カマツカの実だけは試食するの忘れてましたよ。
そういえば、美味しそうな色をしてますもんね。
来年は忘れずにお味見ですね。
ヘクソカズラ・・・そうなんだ・・。
でも、私はシモヤケもアカギレもしない体質だから、たぶん撮影するだけですね(^_^;
あ、もしかしたら、家事をちゃんとやってないという噂も??(^_^;
投稿: keitann | 2008-12-17 14:58
ぶちょうほう様、こんにちは。
ここ数日、税理士さんに催促されて、帳面仕事をしていたのが、ようやく片付きました。
珍しく、こんな時間に記事を更新してみました。
車道歩きは、普段は嫌ですけど、この山は登山道のほうが日陰で展望がなく、車道のほうが面白そうとの事です。
でも、次回は一度くらい、山道も歩こうとは思っていますよ。
香川には海沿いに低山がいくつもあって、山から見る海というのは珍しくはないようです。
というか、四国の山そのものが海を見ることのできる山が多いのでしょうね。四国は島国ですから、それも当たり前
といえばいえそうです。
海辺の低山というのも意外なほど植生が豊かで、驚きます。
人が入りそうで入らないのでしょうか。
ムクノキは咀嚼することはせず、舌先で味わってみるだけにしてみました。
以前、野鳥のまねをしてピラカンサスの実を食べたら、その後、ずっと変な味がして困ったことがあったので、野イチゴの
仲間意外は、最近はまともに食べることはなくなりました。でも、ムクノキの実は大丈夫そうですね。
この辺りの里山歩きは10月末でも暑く感じますので、12月は意外に穴場かもしれません。
投稿: keitann | 2008-12-17 15:06