初めての室戸散策、その8、リュウゼツラン
室戸岬の海岸を散策して驚いたのは、あちこちにリュウゼツランが植わっていて、巨大な花茎を上げていたことです。リュウゼツランはメキシコのお酒、テキーラの原料になっている植物だということぐらいは知っていたのですが、検索すると、テキーラの原料となるリュウゼツランだけでも、種類が相当あるようです。
見上げるばかりに伸びたリュウゼツランの花茎は高さが6,7mもあるでしょうか。下に立つと見上げるばかりです。
ここでもまたTさんにリュウゼツランの下で立ってもらいました。
すさまじい大きさがお分かりいただけると思います。
花の時期は初夏のようですが、リュウゼツランは数十年に一度しか開花しないそうです。
しかし、室戸にはリュウゼツランがかなりあるようで、私たちが見ただけでも開花した後の花茎が7~8本もありました。
もともとはメキシコ原産の植物らしいですが、それがなぜ室戸にこれほど宅差何植えられているのか、不思議です。しかし、これだけ良く育ち花まで咲かせているのですから、環境がぴったり合っているのでしょう。
中には弾けた実も見えているので、株元を探せば良かったと、今頃になって気がつきました。
不心得な観光客でしょうか、葉っぱに名前を彫ったりする馬鹿な人がいるものです。
こんなことをして何が嬉しいのかと思います。
横に見えている赤い実の付いた木はマサキで、海岸にマサキが多いというのは11月末の足摺行きでも感じたことです。
シオギクはあちこちで咲いており、またシオギクに負けないぐらい多いのがテリハノイバラです。
テリハノイバラは、毎年、梶ヶ森で見かけるので海岸の植物とは思っていなかったのですが、調べてみると海岸に多いそうです。葉っぱはつやつやと光沢があって、浜辺の植物にはそういうものが多いので、考えてみれば当たり前なんでしょうが、海に野バラというのがちょっと意外な取り合わせでした。
夏にサンダル履きで歩くと、刺に刺されて痛い目に遭いそうです。
画像はノイバラの実とシオギクの花です。
テリハノイバラは四季咲きなのか、真っ赤な実になっているのもあれば、こんなに綺麗に咲いている株もあります。
花は普通のノイバラよりちょっと大きめで、ぽつぽつと咲くようです。
今年は初夏に東赤石でタカネバラやフジイバラを見ましたが、年の締めくくりでテリハノイバラまで見ることができたのでした。
香川でもときどき、こんな光景を見ますが、高知の海岸にはこんなトベラの木がほんとに多いです。
マサキの木とトベラの木のツーショットです。どちらも青い光沢のある葉っぱです。
後ろに赤茶色の幹のようなものが写っているのは、リュウゼツランの花茎です。太さは直径7~8センチほどもあるのではないでしょうか。
ハマナデシコはほとんどが咲き終わっていましたが、それでも数輪は咲き残っているようでした。
水辺の生き物などに興味がある人にとっては面白そうな潮だまりがありますが、何しろ植物だけでもいろいろあって、そこまで観察している時間がありません。
こんにちは~
リュウゼツランってやっぱりランですか?
木じゃないですもんね?
ということは春から秋までにこんなに伸びて花も咲かせるのですね
こちらにもエゾニュウというすごいものがありますが リュウゼツランの方が少し勝つかも・・・(エゾニュウは4~5m)
トベラは「。。。トベラ」というものですか?
それとも単にトベラでしょうか?
投稿: yuuko | 2008-12-27 10:37
yuukoさん、こんばんは。
メール、先ほど拝読しましたよ。
今日のところは、まだ届いてないようです。でも、楽しみですね。
リュウゼツランはリュウゼツラン科なのだそうです。キミガヨランとかランデハナクトモ、ランと名のつく植物は
かなり多いようです。
亜熱帯の植物なので、こちらではたまに見かけますが、北海道ではまず見ない植物ではないでしょうか。
春から秋までよりももっと短い期間、2月頃から花茎を伸ばし始め、6月から7月にかけて咲くようです。
エゾニュウもそんなに丈が高くなるんですね~。
でも、リュウゼツランはもともとは日本の植物ではないですから、エゾニュウは国産ってことで、そちらのほうが
すごいかも・・・。
トベラはただのトベラです。うちにも勝手に生えてきたトベラの木がありますよ。
海岸近くに多い木なんですよ。
投稿: keitann | 2008-12-28 00:43