初めての室戸散策、その8、ウスベニニガナとイワタイゲキ
海岸にはずっと同じ植物ガ生えているかというと、そうではなく、歩くにつれて出てきた植物もありました。
遊歩道沿いに、この日も1株だけ、ウスベニニガナが咲いていました。
足摺方面でも、思いがけず見られたウスベニニガナですが、ここ室戸でも咲いているということは、高知では意外によく咲いているようです。私が一番最初に見かけた場所は海から少し入った山地でしたが、普通は海辺に多いようです。
このピンクは野草にはほんとに珍しい色合いだと思います。パステルピンクそのものといった色合いは園芸種ではモモイロタンポポなど良くありますが、野の花・・しかも冬場に咲く花には珍しいです。ハマナデシコの強烈なピンクとは違う、はんなりとした色合いは一目見たときから、気に入りました。
足摺では光が当たってなくて嘆いたのが、この日は逆に強烈な日差しが当たり、色とびしてしまいました。
なぜかヒオウギの株まであって、漆黒の実が黒々と光っています。
ヒオウギは香川の低山でも見かけますが、室戸では他の植物も植栽されているので、自生のものかどうかは定かではありません。
下のほうにはハマヒルガオの葉も見えているようです。
最近、海辺に行く機会が少ないのですが、ススキといえば山地に生えているものというイメージが強かったのですが、意外に潮風に当たっても平気なのですね。
この画像も水平線が傾いてしまっています・・・(^_^;
丁度、少し前に足摺で見た植物を調べているときにイワタイゲキという植物の画像をネットで見たばかりでしたが、そのイワタイゲキにそっくりです。
帰宅して図鑑で見てみると、やはりイワタイゲキで、私の図鑑には室戸岬で撮影したというイワタイゲキの画像が載っていました。花は春に咲くようで、ネットで検索するととても綺麗です。トウダイグサ科トウダイグサ属で、関東以西の海岸の岩場や礫地に生えるそうです。
これだけは花を見てみたいと思いました。
葉っぱだけでも綺麗な植物ですね。
草丈は30センチぐらいあって、ナツトウダイやタカトウダイよりも存在感のある植物です。
keitann様 こんにちは この前の記事で、リュウゼツランの大きさに圧倒されました。
自生のものではないそうですが、どなたがどんな目的で持ち込んだのでしょうね。
環境的に、原産地と似通っていたので、いたづら心か、興味本位で持ち込んだものでしょうか。
葉に落書きした人と同じくらいのレベルで、ちょっとした出来心だったのでしょうね。
しかし、たまにしか咲かないと言う花を、幾つも見られたというほどに増えているようですから、余程環境的にマッチしているのでしょうね。
テリハノイバラの実はノイバラの実よりも細長いようですが、これが典型的な姿なのでしょうか。
(一つ前の記事では、あれはノイバラのほうでしたね)
イワタイゲキ・・・・これも海岸近辺ならではの植生なのでしょうね。
投稿: ぶちょうほう | 2008-12-28 13:39
ぶちょうほう様、こんにちは。
こちら夕方5時を過ぎても、まだ少し明るいです。
寒さはこれからが本番でしょうが、陽射しは復活していますね。
リュウゼツランがなぜ室戸岬に生えているのか、ネットで検索してみましたが、それに関しての記載は
どこにも載っていませんでした。どれも大きな株でしたから、植えられてからかなり年月が経っているようです。
昔は今ほど、自然保護だの環境だの言わない時代でしたから、観光地室戸にリュウゼツランみたいなスケールの
大きな植物が生えていれば、観光客が喜ぶだろうというぐらいの発想で付近の人が植えたのではないでしょうか。
他にもサボテンなども植わっていましたから・・。
ただ、リュウゼツランは他の植物と交配することもなく、一目でこれは植栽だと分かるからいいのですが、困っているのは
誰かが以前にノジギクを室戸に植えてしまって、シオギクとノジギクとの交雑種が増えてしまったことだそうです。
毎年、ボランティアの人たちが、交雑種のキクを抜いているとの事です。
付近には旅館やホテルのような施設も多いだけに、交雑してしまうことなど考えずに、ただ綺麗だからと植えたのでしょうね。
シオギクとノジギクはもともと分布が違うそうで、ノジギクが咲く地域にはシオギクは咲かないし、シオギクの咲く室戸方面
にはノジギクはもともと咲かないそうです。
テリハノイバラはこの前の記事のもテリハノイバラだと思います。
実の形に少し個体差があるのかもしれません。
花もノイバラより大きいですが、実も大きめで綺麗でしたよ。
投稿: keitann | 2008-12-28 17:14