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2009-01-20

真冬の天霧山、その4、弥谷山

黒戸山で一服した後、12時15分に出発します。

今回は、楽勝コースの里山なので、早い時間に下れると思っていたのに、早くもお昼です。このメンバーだとお喋りが多いのと、冬場でも木の名前や草の名前でいろいろ話し合うので、どうしてもスローペースになりがちですが、夕方までに下山すれば良いので、それほど焦りません。里山歩きの良いところですね。

P1117934yabukouji

冬の里山ではで御馴染みのヤブコウジが出てきました。お正月前に売っていた園芸用のものとは別物のように実が少ないですが、これが本来のヤブコウジですね。

P1117935sennbonnyari もうほとんど綿毛が飛んでしまっているセンボンヤリの秋の閉鎖花です。

このあたりはセンボンヤリがとても多いところで、春にも一度は歩いてみたいところです。

あの可愛い春のセンボンヤリの花に会えるでしょうか。

P1117940 いくつかの鉄塔の横を通りながら、進みますがいつの間にか、黒戸山ピークが西のほうに見えています。

小さなアップダウンを繰り返しますが、気温が低めなので歩いている分には快適です。

なにやら、大きな緑の葉っぱの木が見えます。

Rさんに尋ねるとタラヨウではという答えです。

P1117941 Tさんが、葉っぱの裏に何かで文字を書きます。その文字の跡がくっきりと浮かび上がってきました。やっぱりタラヨウです。

今までタラヨウのことは話には聞いて知っていましたが、それと知って実物を見るのはこれが初めてです。

同じ山に登っても、何かしら発見があるものですね。

P1117943 時折、ミヤマウズラの葉っぱも見かけます。

綺麗な斑入りの葉っぱですね。

葉が珍重されるというのも分かる気がします。

P1117946 2組目のパーティーとすれ違いました。といっても、ワンちゃん一匹と男性のパーティーですが。。。(^_^;。

このワンちゃんがソフトバンクのお父さん犬そっくりで可愛かったです。

P1117948 13時丁度に、稜線から弥谷寺へのショートカットの道への分岐を通過です。

この分岐も真っ赤なプレートが新しくつけられています。因みに、この分岐から弥谷寺には15分か20分ほどの歩きです。

P1117950 この樹肌がコナラの樹肌らしいです。

縦のラインが長く入ります。

P1117951 この道をこのまま真っ直ぐに進むと、鉄塔に行ってしまいますが、弥谷山には途中で右に折れます。

以前はここの分岐も分かりにくかったのですが、今はプレートがつけられているようです。

分岐通過は13時20分。

P1117952 わずか1分で弥谷山山頂に着きます。

13時21分、着でした。

弥谷山山頂付近も以前より木が刈り込まれていて、明るくなっています。

このあたり一体を整備しているような雰囲気ですね。

以前は三角点がなければ、山頂だと気づかないような場所でしたが・・・。

時間も時間だし、ここで昼食タイムとします。風が西から吹き付けるので、尾根の東側に少しだけ下り、風を避けてプリムスでお湯を沸かします。といっても、それぞれ魔法瓶に沸かしたお湯を持参しているので、コッフェルで再沸騰させて、それぞれのカップヌードルやらカップ麺にお湯を注ぎます。冬場は暖かいものが何かあれば、昼食タイムも体が冷えずに済みます。

食後には皆が持ち寄ったデザートが食べきれないほどあるので、コーヒーを入れてデザートも頂きます。その間もお喋りが途切れることはありません(^_^;

昼食の間に、また1組のパーティーが私たちと逆方向に歩いていきました。今まで3,4度は登っていますが、誰一人として会ったことがないので、この日の登山者の多さは驚異的でした。

お腹もいっぱいになったところで、14時7分、天霧山を目指して出発です。ここからはしばらく下り道です。今までは逆方向に歩くことが多く、弥谷山への登りはウバメガシの林の中の単調な登りで、あまり好きな登りではなかったのですが、下りは楽なものです。

P1117955 ウバメガシの林の中に祠が見えてきました。これが見えると、分岐が近いです。

P1117956 14時19分、保線路と弥谷山への登り道との分岐に出ました。

保線路は弥谷山の山頂を通らずに山頂の東斜面を巻く様についているのだと思います。きちんと確認したわけではないですが、そうとしか考えられません。

P1117962その直後に、 弥谷寺から天霧山方面へのへんろ道に合流しました。

この付近はナガバノコウヤボウキの多いところです。

ナガバノコウヤボウキはあまり出会うことのない植物で、私もここでしか見たことがありません。

P1117965 14時23分、弥谷越に着きました。

ここは弥谷山と天霧山との鞍部の一つになっています。

コメント

keitann様 こんにちは
タラヨウの葉で、ひと遊びできましたね。
やはり、自生しているものなのですね。

四国でも、山に犬を連れて歩く方が見えますね、じつは小生も薮山歩きに犬を連れて歩いたことがありますが、冬以外の季節ですと、ダニを身体に沢山付けて可哀相でした。
そのほかに、すれ違居の時に、犬を怖がるかたも見えて、かといってリードをつけたまま歩くのは犬にとってはストレスになりそうでしたので、ある時期から連れて歩かなくなりました。
(もう8年前に、16歳で他界した犬なんですが・・・)

冬に歩く低山は穏やかで、のんびりお友達と歩くにはうってつけですね。
ミヤマウズラの素敵な斑も楽しませて頂きました。

ぶちょうほう様、こんばんは。

タラヨウの葉のことは以前からいろいろと見聞きはしていたんですけど、実物を見るのは初めてで、ほんとに
嬉しかったです。何年か山を歩いていても、新しい発見があるものですね。

ぶちょうほう様も、ワンちゃん連れで山登りをされていましたか。うちにも3年前と2年前に姉妹犬を飼っていたのが
立て続けで死んでしまいました。18歳ぐらいでした。犬も子供も小さい頃は、アスレチックの出来る森林公園などに
たまに犬を連れて行って遊ばせたりしていましたが、子供が大きくなってからはそういう機会もなくなりました。
四国の山でもたまに犬連れの方が見えますが、私が犬好きのせいか、それともそういう場所に連れてくるぐらいなので
しつけが良く行き届いているのか、嫌な思いをしたことはありません。
ほほえましく見ていますが、中には犬嫌いの方もいらっしゃるでしょうから、一概には言えませんね。

冬の低山は高山のように身構えて歩くこともないし、時間をあまり気にせず歩けるので、冬場はもっぱら里山歩きが
多くなりますね。仲間と和気藹々と歩くのも楽しいものです。

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