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2009-01-29

馴染み深い貴峰山(とみねやま)に登る、その1

1月23日、山友達のTさんと、軽い山歩きでもしましょうということになりました。

その前の1月11日に黒戸山から天霧山まで縦走した際、時間の余裕があれば、貴峰山にも登るつもりだったのが、ゆっくり歩きだったもので、登ることが出来ませんでした。

そこで、先ずは貴峰山に登り、その後、奥白方に走り、弥谷越まで登ることにしました。

P1268809

これは当日に撮影した画像ではありませんが、南から貴峰山を眺めた画像です。南から見ると、綺麗な円錐状をしていて、讃岐七富士でこそありませんが、なんとなく登ってみたい意欲が沸いて来ます。

P1268810 少しカメラを引くと、東に連なる黒戸山から天霧山までの稜線が続いています。黒戸山と貴峰山の間には久保谷集落があり、ちょっとした峠になっています。あの山々の向こう側は瀬戸内海になっています。

実家方面からも朝夕に眺めることの出来る、この貴峰山の名前を知ったのは、つい最近のことでした。

1月初めに、この近くに住んでいる高校時代の仲間に登山ルートを尋ねたら、南面から道がついていて、大岩の横を登ればよいとのこと・・。大岩は麓からでも良く見えているので、たぶん、ルートは何とかなるでしょう。

P1238513 貴峰山の手前には池があるので、池の横を通って、大岩の下と思われる辺りに車を停めます。

邪魔にならない場所に車を停めたら、出発です。

こんな石碑が建っていて、ここから岩のほうに向かって、道がついている様子です。

P1238514 民家の間から山頂だけが見えている貴峰山です。

因みにこの貴峰山南麓の集落は宮脇集落というらしいです。

登り始めたところで、70代ぐらいの地元の男の人に会いました。「今から登るの?」と尋ねられたので、登山道はこの道で合っているかどうか、お聞きしました。

そうしたら、その方は貴峰山周辺を整備されている方だそうで、登山道もその方が枕木を持ち上げて作り、山頂近くの急な道には滑らないようにロープも設置されたそうです。

見た目は、50mほどの登りに見えたので、「30分ほどで登れるでしょうか?」とお尋ねしたら。「30分では無理でしょうな」とやんわりたしなめられました(^_^;何しろ、低い里山でもあり、標高も何も下調べをしてないのでした。後で実際に登って、この方が仰るとおり、30分で登れるなんて甘い考えだったと知りました。

それにしても、近くの火上山などは昔からの山道が荒れてしまい消滅しかかっているのに比べて、この貴峰山は、この方が整備されていて、しっかりした道がついていて、頭が下がる思いでした。

また、この方の話によると、最近は登る人も多く、つい先日も、下見に来られた人がいるそうです。最近は里山歩きも人気があるんですね。

P123851512時5分に歩き始めました。

登り始めは立派な民間と民家の間の道を登っていきます。

春の花、ハコベが道端で咲いています。

P1238516 ミカン畑の中にはコンポストが置かれていて、コンポストの上に白と黒の猫が仲良く座っています。

なんとなく絵になる光景ですね。

P1238517 貴峰山をしたから眺めるとよく分かるのですが、大岩のある辺りまでは開墾されて綺麗な畑になっています。

今は冬なので、特にこれといって植わっていませんでしたが、春には何か植えつけられるんでしょうね。

南に向いて開けた畑で、見晴らしもよく、こんなところに家を建てたらさぞ気持ちがいいでしょうね、と例のごとくTさんと話しながら、のんびりと歩きます。

P1238518

綺麗に開墾された山の3合目辺りは「宮脇ふれあい広場」という名前がつけられているようです。

付近には桜の気も何本か植えられていて、春にお花見に来たら、とても気持ち良さそうなところです。

P1238520 山の南斜面で陽だまりになっているため、オオイヌノフグリも群生で咲いています。

これほど、たくさん咲いているのは1月としては珍しいですね。

P1238522 12時10分、視力の良い私には、かなり離れている車道からも、いつも見えている大岩までやってきました。Tさんの背丈の二倍はありますから、高さ3mはある岩です。

この後も、ところどころで大きな岩に出会うこととなりました。

P1238530 大岩を通過した後も、梅林があって、今年お初の開花した白梅を見ることができました。

山の南斜面は、やっぱり何の花でも早く咲くようです。

P1238532 途中で梅の花の撮影をしたりして、ちょっと時間を食いましたが12時27分に中腹のお堂に到着しました。

登山口でお会いした方の話では、ここから上が、急坂でちょっと大変なのだそうです。

またお堂までは車道らしき道が通じていて、トイレや休憩所もきちんと整備されていて、こんな里山には珍しいことです。

後で分かったのですが、ここを基点としたミニ88箇所もあって、約1時間半で周遊してこれるそうです。

コメント

こんにちわ。以前四国に1週間かけてドライブした事があり、その時が

懐かしく拝見させていただいています。のどかな山河ですよね。山も山野草も

大好きで憧れです。これからも頑張ってください。楽しみにしています。

夢追い人さん、こんばんは。
四国を一週間かけてドライブされたんですね~。そのぐらいの日にちをかけて回られると
なると下調べもされたんでしょうね。
下調べせずとも、時間をかけて回られると、見えてくることが多いのではないでしょうか。
愛媛や徳島には高山がありますが、香川にはおむすびみたいな格好をした里山が、讃岐平野に
点在しています。以前、初めて来られた方を案内して差し上げたら、讃岐富士を「作り物の山ですか?」
と、仰られた方もいました。
ほとんどが四国の山の記録で、少しだけ本州のアルプスなどの記録もありますが、そんな風にご覧に
なってただけたら、とても嬉しいです。ありがとうございます。

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