県境の山でアオイスミレに会う、その3、大杉
歩く予定にしていた沢沿いの道が増水のため歩けないので、急遽、他のコースを頭の中で考えます。阿讃国境のこの付近は、昔から行き来が盛んで、古い道なども残っていますが、車道も通じているという土地です。
しばらく考えて、杉王神社から横畑集落経由で竜王峠へと向かう道を歩くことにしました。
三頭トンネルに入る直ぐ手前で川東方面とある標識どおりに曲がり、そのまま道なりに車で5分あまり走るとそこが杉王神社です。直ぐ隣が川奥集会場になっていて、ここではそば打ち体験も出来るそうですが、この集会場に車を停めさせてもらいました。
杉王神社の鳥居と、向こうに見えるのは川奥の集会場です。
杉王神社の境内には、ものすごい杉の大木があるのは知っていましたが、今回初めて、まじまじと見てみました。
いつもここを通る度に、大きな杉だとは思っていましたが、なんと樹高50mだそうです。でかいです。
近くからは、広角レンズでも全体が写せません。
歩き始めは12時28分です。
前回このルートを歩いたのは2005年の3月初めで、そのときは雪を見ながらの歩きとなりました。
前回の記録はこちらです。
今回は逆に2月初めというのにぽかぽか陽気です。
小さな橋を渡ると、すぐに道標がありますので、山道を登っていきます。
Rさんがツチグリを見つけました。
まだ綺麗な模様を残しています。
ロゼットというか、もう花芽らしきものがあがっているので、ロゼットというのはおかしいのかも知れませんね。
それにしてもこんな山の中のフデリンドウが、2月初めにここまで開花の準備が出来ているとは驚きでした。今年が特別早いのでしょうか。
今度は私がウスタビガを見つけました。この冬になって初めて見るウスタビガの繭です。
しかし、くっついている枝ごと地面に落ちていたので、薄汚れていて、綺麗ではありません。
どこかでもっと綺麗なのを見てみたいですね。
今度はドングリの芽出しを見つけました。歩き始めてばかりなのに、次々といろいろなものが出てきて、面白い歩きになりそうです。
ドングリはコナラのドングリのようですが、これも2月初めの発芽とはずいぶん早いです。
セトウチウンゼンツツジの葉です。小さくて綺麗な白い花を咲かせるツツジですが、常緑のようです。
こちらもツツジの花芽のようですが、こちらは落葉しています。この付近だとオンツツジかもしれません。
近くに集落があるので、お墓があったり石仏が立っていたり、ちょっと人くさい道ですが、それでも山道らしい山道です。
ヤブコウジの双子の実がありました。
陽射しがあるので、赤い実が良く目立ちます。
前の週にかなり雪が積もっていたと思われるので、そのために折れたのかもしれません。
この後、道が一旦、車道に出ますので、車道をしばらく歩きます。
時刻は13時前です。お腹も空いたので、車道沿いの日当たりの良い場所でお昼ご飯にしました。
Rさんが持ってきてくれたポットのお湯を私が持参したプリムスで沸かして、それぞれカップ麺やカップヌードルを食べますが、暖かい日だったので、普通におむすびだけでも良かったほどでした。
この間、車道を通ったのはバイクの郵便屋さんが1人だけです。どうやら、この日は陽だまりハイクになりそうな予感です。
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