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2009-02-19

2年ぶりの笹ヶ峰、その3、丸山荘

階段の道をしばらく歩くと、やがて平らな場所が見えてきて、そこが丸山荘です。

丸山荘は私が中一のときに、初めて笹ヶ峰に登ったときにとまった山小屋です。その当時も今も建物は変わってないそうですが、管理人さんだけは以前の管理人さんが数年前に山を下りられたとか・・。

丸山荘には9時47分着でした。

P2150255

丁度、笹ヶ峰山頂の上から朝日が射してきて、逆光になって写真が撮りにくかったです。

小屋の前にはトタン板などがあちこちに飛んでいて、どうやらそれは前々日に吹いた春一番のせいで飛んだものらしいです。周囲を防風林みたいな大きな針葉樹に囲まれた丸山荘ですが、かなりの風邪が吹いたと見えます。

P2150262 丸山荘のシャクナゲには花芽がしっかりとついていて、春が楽しみです。

丸山荘で10分ほど休憩して、10時に出発します。

私たちが出ようとする直前に高知からの7,8人のパーティーの方と単独の若い男性が入れ替わりでやってきました。

P2150270 丸山荘の直ぐ上はちょっとした平らな草っ原になっていて、そこはかつて、スキー場だったとのことです。

今では笹ヶ峰でスキーをするという話は聞きませんが、丸山荘自体が昔はスキー宿だったとか・・。

P2150271 このスキー場跡地からも、針葉樹の間から、石鎚方面が綺麗に見えました。

P2150291 スキー場跡から上は広葉樹林の中をジグザグに登っていきます。

標高1500を越えるので、ダケカンバの赤い幹が目に付くようになります。

P2150293 S君の話では去年はこの付近は1mほどの積雪でラッセルしなければならなかったとのこと。

それが今年はほんの少し積もっているだけです。

ルートは夏道を辿るのですが、ところどころ凍っていて危ないので、途中でアイゼンをつけます。

Tさんは丸山荘ですでにアイゼンを装着しています。実を言うと、アイゼンをつけるのは私は学生時代以来のことです。そのぐらい、冬の高山は最近は登ってないということですね。

アイゼンをつけると、キックステップを切ったりする必要がないので、歩きがぐっと楽になります。

P2150302 標高1700ぐらいになると、森林限界を越えて、辺りは笹原になります。

P2150301 たまにこんな雪田の小さいのがありますが、大部分の面積は笹が見えていて、春山といってもいいでしょう。

P2150303 やがて、高度をだいぶん稼いだと見え、石鎚とそう変わらない高さになってきました。

沓掛山はとうに眼下にみえるようになっています。

P2150306 少しでも冬の山らしく見せるために、雪田越しに石鎚を撮影します(^_^;

P2150307 後ろを振り返ると、高知からのパーティーが歩いてきます。

P2150309 寒風山との分岐を通過します。

単独の男性が寒風山から歩いてこられ、S君がルート情報を交換しています。

P2150313 11時24分、笹ヶ峰山頂に着きました。

コメント

こんばんは。
keitannさんのご助言で
東赤石山は6月末ごろにタカネバラを目標に行きます。
キバナノコマノツメが見られたら最高です。

雪山は登ったことがありませんが安全に注意してください。

滝花さん、こんばんは。
東赤石にはタカネバラをご覧になりに行かれるのですね。

東赤石は6月から8月いっぱいまで、他の山で見られない固有種も含めて様々な花が咲きますよ。
キバナノコマノツメやユキワリソウも恐らく6月末には咲いているでしょう。
タカネバラ自体は標高1300ぐらいから出てきて、稜線直下まで自生しているので、少し日にちがずれても
どこかで最高の咲き具合の株に出会えるはずです。

たぶん、東赤石全体で、数百株のタカネバラが自生するのではと思うぐらい株数は多いですよ。
その他、ランの仲間も見られるのではないでしょうか。

keitann様 こんにちは
久しぶりにこちらに来たような感じがしてしまいます。
記事を3つ読んで、思ったことですが、keitann様は相変わらず現役そのもので、頑張ってみますね。
ヤドリギの赤い実を小生は見たことがありませんが、その実がガムみたいで食べられると言う話は読んだ記憶がありました。
ブナの大木も良い眺めを作っていますね。
久しぶりにこの山行でアイゼンを着装されたとのことで、ますます、本格化の度合いが深まりますね。
お天気も良かったようで、石鎚まで見えるのですから、これは羨ましいです。
キッパリと晴れた空、素晴らしい眺望、雪の山稜歩き、親しいお仲間との中身の濃い時間を過ごす・・・・・素敵ですね。

ぶちょうほう様、こんばんは。
私のほうも今週は何度か山に行ったり野草散策したりで、ちょっと気ぜわしくて、ブログ友達の
ところにもあまり伺えずに居ました。
あ、そうそう、鬼のかく乱で風邪も軽く引いてしまっていたこともありますね。
やはり、無理の出来ない年齢になったということでしょうか。
でも、フクジュソウを見に行くために、風邪薬やドリンク剤を飲んで頑張ってみてきましたよ。

冬の山は、車が普通車でノーマルタイヤだし、チエーンもつけたことがないので、それ用の車を
用意している仲間に頼ることになります。そんなわけで行く機会も限られるのですが、やはり年に
一度ぐらいは雪のシーズンも行ってみたいものです。
山頂には70歳の方も登っておいででしたよ。

ぶちょうほう様もまだまだ山に関しても現役でいらしてくださいね。
ヤドリギはそちらには少ないのでしょうか。こちらではそれほど高山でなくとも見かけますし、ブナ林など
特にヤドリギが目に付きます。
アイゼンをつけるといっても私の場合は6本爪の軽アイゼンでした。でも、10本爪のアイゼンも持っておいたほうが
いいかなとは思いました。
山はやはり青空の下で登ると、爽快感が違いますね。
このときは石鎚が行く途中から帰り道まで良く見えました。

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