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2009-02-09

県境の山でアオイスミレに会う、その6、下山

林道に出たところで、帰路は林道経由としました。歩いてきた道をそのまま下るのも芸がないし、違う道を下れば植物もいろいろ見られるというものです。

いつもは車で走る道をてくてくと下り始めます。車なら15分ほどですが、歩くとどのぐらいかかるんでしょうかね。

P2029377

うらうらと暖かい日でしたが、それでも道路法面にツララがぶら下がっていました。午後になっても融けないところをみると、やはり山の中はそれなりに気温が低いようです。陽射しがあるのと、歩いているのとで、全然寒くはないんですけどね。

そういえば、この冬は我が家ではツララを一度も見ていません。よく冷え込んだ日には、庭の端っこに、数滴ずつ水が出てくる構造になっている手水鉢があるのですが、そこでツララが出来るときがあるのです。

P2029379 こんな林道をのんびりと下っていきます。

1人だとうんざりするところですが、二人でお喋りしながら下るので、いつの間にか歩けますね。

山側には松が多いようです。

P2029380 松の葉の向こうに何か黒い小さな実が見えています。

P2029387 近寄ってズームしてみます。

ヤシャブシのような実ですが、小さいので、ヒメヤシャブシだろうとRさん。

帰宅して調べたところ、ヒメヤシャブシで間違いないようです。

12月にはオオバヤシャブシというのを低山で見ましたが、ここではヒメヤシャブシを見ることができました。

P2029390 ヒメヤシャブシの樹肌です。

P2029393 落葉樹の林の中で見かけた葉はやはりソヨゴでした。

ここではまだ赤い実をつけた木があって、確認できました。

ソヨゴは低山に多いというイメージがあったのですが、標高1000m近くでも、自生しているものですね。

最近では庭木としても人気があるそうです。

葉の縁がかすかに波打っていて綺麗だし、実も赤くて可愛いからでしょう。香川の里山には多い木ですね。

P2029397 一つ向こう側の山の斜面にある集落が見えてきました。

秋にはこの集落付近も蕎麦畑で真っ白になっていましたっけ。

まるで春のように霞んで見えています。

P2029399 15時20分、横畑集落に差し掛かりました。

竜王山方面を見ると、横畑集落の恐らく一番上にある民家が見えてきました。

木々に囲まれて良い雰囲気ですが、雪の積もっているときは、不便も多いでしょうね。

P2029413 帰り道でもアオイスミレを見かけました。

P2029414 横畑集落のクリ畑です。

クリのイガがまだ木に残っているので、これだけは確信があります(^_^;

樹形はやはり枝が多いですね。

P2029418 下りの最後の山道ではアセビの花芽を見かけました。

登りのときは全然、気づきませんでした。

杉王神社に下山したのはほぼ16時でした。

車だと15分ぐらいの道のりですが、やはり徒歩だと1時間以上かかりました。

しかし、久しぶりに山地を歩けて良い気持ちでした。

前年の08年は寒くて雪の多い年だったので、1月から3月初めまで、県境の山方面にはなかなか近寄ることさえ出来ませんでしたが、今年は雪も一時的に積もるだけで、気温も高いので、2月だというのに気軽に県境の山に来ることが出来ました。

こんなに暖冬だと呆気ないほどです。また、今、問題になっている温暖化もあって、冬が暖かいからと手放しで喜べないですね。

陽だまりハイクは嬉しいですが、ちょっと複雑な気持ちでした。

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