スプリングエフェメラル岡山版その6、ケスハマソウとユキワリイチゲ
保護されている場所でのミスミソウだけでなく、こちらは私の希望でまったくの自生のケスハマソウを見てきました。この場所にはセツブンソウの時期に立ち寄ったことしかなくて、一度は花の時期に来て見たいと前々から思っていました。
岡山の自生のユキワリイチゲです。色は白に近かったですが、やや紫色を帯びているようです。ユキワリイチゲは四国でもいろいろな場所のものを見ていますが、四国のほうが花の変異が多いように思いました。
何より、ユキワリイチゲとケスハマソウがこんな風にツーショットで撮れる場所は、さすがに四国では見たことがありません。
この画像にはケスハマソウの葉も見えていますが、これは咲きが尖っていなくて、スハマソウという感じですね。
尚、スハマというのはお菓子の「州浜」の形からきていると以前どこかで読みましたが、さきほど「州浜」で検索したら「州浜紋」という紋が出てきて、これの形がスハマソウの葉っぱの形とそっくりです。
で、葉っぱをちょっと見ていただけますか。
さきほどの丸っこい先のと違い、この株の葉っぱは先が尖っています。
ここの自生地の花はケスハマソウと聞いていますが、葉っぱから見るとこれはミスミソウなのでしょうか?
この辺りのことが、素人の私などにはどうもわかりません。
とても綺麗でした。
この自生地には白い花を咲かせる株しかありません。聞くところによると、ピンクの株も以前はあったそうですが、盗掘で色のついた花はなくなったとか・・・。あまりにも辛い話ですね。
木の下で咲いている白いユキワリイチゲと、向こうでぼけて写っているのはケスハマソウです。
今の時期はどちらも白い花で、ちょっと淋しい印象でしたが、もう少しするとカタクリが咲くようです。
沢のほとりではユキワリイチゲが小さな群落で咲いている場所もありました。
たとえ、白いケスハマソウしか咲かずとも、私にはやはり保護されている場所ではない、丸っきりの自生地で咲く花のほうが好ましく思えたのでした。
普段、四国では、保護された花はあまり見慣れてていないので、そう思うのかも知れません。
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