ゴヨウツツジを見に筒上に登る、その3、360度の大展望
岩黒山への稜線伝いの道は、どういうわけか歩いている人も少ないようです。今日のお目当ては恐らく皆さん、筒上の尾根道のゴヨウツツジでしょうから、そこまでは巻き道利用で登っているのかもしれません。しかし、こんな天気のいい日に気持ちの良い稜線コースを歩かない手はありませんね。この日は午後から雷雨などの予報も出ていたので、なおさら、巻き道は帰路に利用するほうが良いと思ったのですが・・。隠れるところのない稜線では雷はいちばん怖いです。
岩黒山までの道沿いにもブナの気持ちよい林があります。土小屋~石鎚への道沿いもこんなブナ林が多いですが、笹とブナの組み合わせが四国の高山の特徴かも知れません。
四国のちょっと高い山ではいちばん普通に見られるテンナンショウがこのミツバテンナンショウです。
葉がまだ十分に展開してないところを見ると、まだ咲き始めたばかりの個体ですね。
イシヅチテンナンショウはテンナンショウの中ではすっきりとして綺麗だと思いました。
一週間前にはアケボノツツジのピンクの花と一緒に撮影できた石鎚ですが、この日はすでに葉っぱになったアケボノツツジとのツーショットです。
山はたった一週間でこれほど変わるものなんですね。
アケボノに代わって。この日目に付くのはとにかくミツバツツジの紫色でした。
コメツツジが見えてきたら、 もうちょっとで岩黒山のピークですね。
これで岩黒山のピークを踏むのは三度目ですが、眺めはいちばん素晴らしいです。
岩黒山頂から北西を見ると石鎚から西ノ冠岳、二ノ森へと続く稜線がくっきりと見えています。
北東の方角には瓶が森を始めとして西黒森、伊予富士と続く稜線が続いています。
岩黒山頂で瓶が森方面の展望が利いたのは初めての事です。
まさに360度の大展望ですね。
こんな天気の良い日は巻き道など利用せず、やはり稜線伝いが最高です。
岩黒山頂ではもちろん休憩を入れて、筒上の登りに備えて、コンビニで買ってきた御寿司なども食べておきます。
出発は10時半です。
下り始めると直ぐに、先週の見事なアケボノツツジの斜面が見えるはずなのですが、なんと、アケボノツツジのピンクはどこにも見えず、見えるのは木々の緑ばかりです。
一週間前はこんな素晴らしい光景が目の前に広がっていたのですが・・・。
こういうのを見ると、山で出会えた眺めと言うのはまさに一期一会だな~と思います。
同じ山に同じ時期に登ったからと言って同じ眺めを見る訳ではないのですね。
前の週にはガスに覆われてよく見えなかった筒上の手前の様子もはっきりと見えていて、辺りは初夏の山の様相になっています。
岩黒からの下り道を下りながら、東を眺めると笹原の中にミツバツツジのピンクがとても鮮やかでしたが、画像にはその様子があまり写ってないのが残念です。
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