4月とは思えない寒さの皿ガ嶺、その4、竜神平へ
下り始めて直ぐに、Rさんがクロフネサイシンが樹上に着生しているのを見つけてくれました。木の二股になった場所に着生しているのですが、こういうところは環境がいいのか、随分葉が繁っていて、花もたくさん見えています。
ガスのおかげで、葉っぱもしっとりとした感じで、とても綺麗でした。
去年は天気の良い日に来ているのですが、天気が違うと山の雰囲気もかなり違います。
皿ガ嶺という山はどうやら水の豊富な山のようで、ブナが多いのですが、低山の割にはガスもよくかかるようで、ブナの幹には苔が良くついています。
今年も花は咲いているのですが、何しろこのガスでは花が閉じたままです。
でも、その代わりにワチガイソウが咲いていてくれました。
このブナは芽吹きが始まっているのですが、上を向いて撮影すると、まるで水墨画の世界ですね。
カタバミみたいな葉っぱはコミヤマカタバミの葉っぱです。
4月初めに島根で見てきたのは葉っぱが随分大きかったですから、やはりミヤマカタバミで良かったようです。
コミヤマカタバミの葉っぱは、小さくて愛らしいです。
皿ガ嶺に登る登山口はいくつかありそうですね。
手前はブナの木です。
12時57分、竜神平に着きました。ガスっているので、視界があまり利きません。
寒いので、竜神平にある愛大小屋の中でお昼を食べることにしました。
keitann様 こんにちは
こちらに来て、毎回素敵な花達を楽しませてもらっています。
しかしながら、今回ばかりは花よりも、ガスのかかった、くぐもった、幻想的な景色を思い切り堪能しました。
特にブナの木をテーマにした4枚は、臨場感たっぷりで、自分が寒い思いをして、そこに居るような、そんな体験が出来たと思いました。
天候次第で、自由自在に楽しめるものですね。
本当に、良いところですね。
投稿: ぶちょうほう | 2009-05-04 17:59
ぶちょうほう様、こんばんは。
このときはまるで冬と同じ寒さだったので、岡山行きは止めにして、皿ガ嶺にしましたが
その皿ガ嶺でも、寒かったです。
でも、2月の山歩きでも今年は寒さを感じない変な年だったので、これほど季節外れの寒さが
来たのも、また良かったかも、です。
ブナ林は陽射しがあるときも新芽がキラキラ輝いてよいですが、ガスに巻かれた水墨画みたいな
光景も、それはそれで趣がいっぱいでした。
ブナを育む土壌は、山野草にも優しいようです。
投稿: keitann | 2009-05-04 23:20