4月とは思えない寒さの皿ガ嶺、その3、クロフネサイシンなど
前日から、4月末とは思えないような寒さだったので、ポットにお湯を詰めて持ってこないといけないと思ってましたが、大正解でした。風を避けて、前日に買っておいた美味しいおはぎをTさんとRさんにも差し上げ、暖かいココアを作って飲みます。一週間前の徳島では汗ダラダラで歩き、冷たい飲み物が美味しかったのに、一週間で随分気温が違います。
少し食べて元気も出たので、再び歩き始めます。といっても、稜線に出ているので、後はたいした登りもありません。
ヤマエンゴサクのブルーの綺麗な個体がその辺りには咲いています。
一面の落ち葉の中から綺麗な色をしたエンゴサクが出てきています。
岡山では3月半ばに見ましたが、四国の山では割合標高の高いところで咲くので、4月半ば頃以降でないと見られないようです。
一方、場所はほぼ同じところで咲いているのですが、こんなエンゴサクもあります。
葉っぱの形もちょっと違うようですが、これがヒメエンゴサクというものでしょうか。
ミツバツツジの紫の花芽が寒さで凍えているように見えました。
こんな低山にイワカガミが咲くなんて、珍しいですね。もう花芽が見えています。
山頂からも女性の多いパーティーが下ってこられ、山頂の気温は3.5℃だったとか・・・。
とんでもない寒さですね。
確かこの付近でクロフネサイシンを見ているはずと思っていたら、ありました。
この少し前に香川の山でもクロフネサイシンを見かけていましたが、ここでももう花が咲いています。
なかなか渋い花ですね。
登っている途中で、松山方面が見える場所がありましたが、下界は陽射しがあるようなのに、この付近は完全にガスの中です。
Tさんに「山頂に行くの?」といわれましたが、この日はなぜか山頂に行く気分になりました。山頂から竜神平に下ってくる途中のブナ林を歩きたかったのもあります。
ここで、今まで見かけていたシコクスミレとちょっと違うスミレを見ました。
フモトスミレでしょうか。それともコミヤマスミレでしょうか。画像を二枚しか撮らなかったので、ちょっと確信はありません。
山頂には先客が4人ほどいらっしゃいました。
道標の直ぐ横に温度計が吊られているのですが、温度表示はほんとに3.5℃です。しかも風があって、なおさら寒いので、山頂では休憩することもせず、直ぐに竜神平に向けて下り始めます。
keitann様 こんにちは
相変わらずのご精勤振りですね。
四国のもう一人のお友達も皿ヶ嶺のご案内をご自身のブログで紹介されていて、この一致に驚いています。
あちらでは風欠周辺のご案内でしたが、こちらは山に取り付いて、たくさんの固有種を紹介してこられました。
下界は日差しがあっても山の稜線ではガスって居る・・・・良く聞く言葉ですが、こういう気候あってこその百花繚乱の山なのでしょうね。
暖かいココアを飲んで、おはぎを食べて、贅沢な時間を楽しんで見えますね。
投稿: ぶちょうほう | 2009-05-03 13:14
本当にkeitannさんのバイタリティに感服です。
見たことが無い花がたくさんあるので本当に勉強になります。
コガネネコノメなども一度は見たいものです。
投稿: 多摩NTの住人 | 2009-05-03 16:14
ぶちょうほう様、こんばんは。
もう1人の四国のお友達とはまよこ様のことでしょうか。
皿ガ嶺は四国ではちょっと名の知れた花の山なので、花好きな肩なら、今の季節は行かれることも
多いでしょうね。出来れば、上まで登れば植生の豊富さにびっくりするような山です。
皿ガ嶺は低山にもかかわらず、意外とハスがかかる山のようで、ブナも繁っているし、木の幹なども
苔むしたものが多かったです。こういう水気の多い山は、植生がやはり豊かですね。
4月の末に暖かいカップヌードルやココアを飲もうとは、まさか思ってもいませんでしたが、山はその日の
天候に大きく左右されますね。
この戻り寒波のおかげで四国の山では今年はアケボノツツジが壊滅的なダメージを受けました。
投稿: keitann | 2009-05-03 22:14
多摩NTNの住人様、こんばんは。
皿ガ嶺は普通に登れば、2時間ほどで山頂に着きます。
ですから、松山辺りの小学生などがよく集団で来ていますよ。
それにもかかわらず、いろいろな花が見られるので、足の弱い方には
お勧めの山かもしれません。
コガネノコノメはほんとに、あっちでもこっちでも、いっぱい咲いてましたよ。
投稿: keitann | 2009-05-03 22:16