緑滴る雲早山、その7、アケボノツツジ
雲早山登山口からアケボノ峠まではほんとに車で10分ぐらいの道のりでした。
スーパー林道は山登りの人だけでなく、ドライブがてらに花を見に来る人も多いようです。この時期は新緑も綺麗なので、ドライブついでに花を見に来た方たちとも何組かお会いしました。
峠は神山町と上勝町との境になっていて、車は2,3台しか置けませんが、私たちが着くと同時に、先客の方たちの車が走っていきました。
林道からもアケボノツツジは見えていたのですが、車を停めて少し歩けば、近くで見ることができるようです。
アケボノツツジはだいたいが岩場のようなところで咲いていることが多いのですが、ここもまたそういう場所です。足を滑らさないように気をつけて下ると、驚いたことに70ぐらいの男の方が三脚を据えて撮影中でした。そんな年配の方がここまで1人で運転してくるのも驚きですが、こんな足場の悪い場所で、長時間撮影されているのもびっくりしました。しかもお話の様子では今日だけでなく、すでに何度かいらしゃっているようです。アケボノは4,5日前がいちばん見ごろだったとか・・。
良く咲いているところをピックアップして撮影しますが、後でモニターで確認するとなるほど、咲き終わった花らしいのも結構あります。
手前の黒々とした幹がアケボノツツジの幹です。かなり古い木のようで風格が在りますね。
アケボノツツジは可憐な花に似合わず、幹はごっついです。
いろいろ撮影してみますが、腕が悪いので、たいした画像は撮れないのですが・・。
シャクナゲの葉っぱも見えるので、もしかしたら、この場所はアケボノツツジとシャクナゲとカタクリが見られる場所なのかも?
ここで見なくても、雲早山まで行けば確実に見られますので、数は多くなくとも春の花を一度に見るにはこの付近は良い場所です。アップはしませんが、オオカメノキの白い花も咲いていました。それにブナやミチバツツジもあります。
誰が立てたのかアケボノ峠という道標もしっかり立っています。しかし、名前は新しいようで、検索してもほとんど出てきません。
お昼を外で食べるには少し寒かったので、車の中で食べます。
食べている間にもモトクロスのような単車が走っていきます。剣山スーパー林道はそんな人たちにも人気がある道です。
アケボノ峠から、西方面を眺めた画像です。
遠くのやまなみもかすかに見えていますが、晴れるところまではいきません。
お腹が満ち足りたら、帰路につきます。
林道沿いに咲いていた白い花が綺麗なので、車を停めて撮影しました。
帰宅していろいろ調べたらヤマナシのようです。
ということは赤星山で見かけた白い花もヤマナシだったのかもしれません。
道の反対側の斜面は一旦、ドシャが崩落して、その後にカラマツを植えたようです。ミツバツツジも咲いていて緑とピンクの対比がとても鮮やかです。
ツクバネウツギがすでにきれいに咲いています。いつの間にかそんな季節ですね。
下のほうのザレ場にヤマシャクが自生しているのですが、運良く、近づける場所に一輪だけ咲いていました。
秋の紅葉もまた素晴らしいことでしょうね。
雲早トンネルを抜け、スーパー林道に別れを告げたら、そこからは舗装された道になります。
行き道で見かけたシコクハタザオを撮影しようと、最後に車を停めた場所に、サイコクサバノオがまだ綺麗に咲いていました。
日陰の場所なので遅くまで咲き残っていたようです。
どういうわけかシコクハタザオはこの付近にだけ群生しています。
その後も神山まで下る道沿いでもユキモチソウを見かけたりしましたが、すでに何度も見ているので、車を停めたりはしませんでした。
帰りは神山温泉の湯の質がとてもよいというので、浸かって帰りました。
2年前にきたときは、フデリンドウやシコクスミレといった小さな花の印象がとても強かった雲早山ですが、今回はなんと言っても圧倒的な緑と、シャクナゲやアケボノツツジなど、樹木の花の印象が強く残る山旅となりました。
同じ時期に同じ山に来ても、天候しだいでこれほど印象が変わるのも珍しかったです。
keitann様 こんにちは
山の神様が旅に出て、8日くらい家を留守にしますので、「家事のさしすせそ」は小生の管轄とはなりました。
倅が居ますので、あまり省略も出来ませんので、結構頑張って「主夫」しています。
今晩の行事は、あとはお洗濯を残すだけとなり、これにて8分の2が終わることになります。
アケボノツツジ・・・この時季に出るべきものが出ていますね。そして何時に変わらぬ美しさ。
山に入り、山を歩く醍醐味はここのあり!! というところでしょうか。
他にも色とりどりの素敵なものが揃い踏みです。これは嬉しい眺めですね。
投稿: ぶちょうほう | 2009-05-16 19:39
ぶちょうほう様、こんばんは。
奥様が1週間あまりお留守にされるのですね。男の方も奥様がいない間、家事のいろはぐらいは
出来るほうが、どちらにとっても良いことでしょうね。
奥様がいないと何も出来ない男の人も気の毒だし、何もかもをご主人に頼っている女性も、あまり幸せとは
いえないような気がしています。それぞれがある程度自立しているといちばん良いみたいです。
私も今日はお昼ご飯のカレーだけ夕べのうちに作って、早朝から石鎚山系にアケボノツツジやヒカゲツツジを
見に行ってきました。目の保養が出来ましたよ。
ゴヨウツツジだけはまだほんの少ししかさいていませんでしたが、シャクナゲ、コヨウラクツツジなど、ツツジ街道でしたよ。
四国の山は特にツツジが多いように思いました。
投稿: keitann | 2009-05-16 23:40
ほんとに華やかなアケボノツツジですね。
幹が松のよう、とおっしゃる意味がよくわかる画像です。大きな木にはなっても、葉は普通のツツジのようなおおきさでしょ?
いつも拝見するアケボノツツジに似ているようだと早とちり(?)したツツジの、花のない画像を直メしてみました。
兄に確かめましたら、父が求めたツツジではなく、兄が若かりし頃関わった緑化運動で使った苗の余り物をいただいたとか、、、。(ヒカゲツツジ、サンシュユ、トサミズキなどもありました)そんな訳で、名前なんてぜ〜んぜん感知しておりませんでした。マツとサツキにはうるさい人ですが、他のものは一切分からない(関心がなく、知ろうともしない)人なんです。
投稿: プルメリア | 2009-05-17 00:46
プルメリアさん、こんにちは。
アケボノツツジやゴヨウツツジ花の可憐さとは裏腹に、幹はごっつい幹で風格があります。
特に年数を経た株の幹は、すごいですよ。
先ほど、メールを拝見しました。今からお返事を入れますね。
例のツツジはお兄様が植えられツツジじなんですね。
それにしても、ヒカゲツツジにサンシュユ、トサミズキとは・・・魅力的な木ばかりですね。
ヒカゲツツジは昨日の山でたっぷり見てきましたが、あんなツツジが我が家に咲いたら小躍りするだろうな
と思うぐらい素敵でしたよ。
投稿: keitann | 2009-05-17 12:46