再び、東赤石へ、その1、遠来のお客様
6月25日、名古屋方面からのお客様を案内して、二週続けで東赤石に登ってきました。タカネバラは予想したとおり、丁度見頃で、おまけに梅雨の真っ最中だと言うのに、前半は素晴らしい青空に恵まれて、絶好のタカネバラのお花見と相成りました。
東赤石のタカネバラは全山にその数、数百株は下らないと思います。北海道や北アルプスなどでも見られるそうですが、これだけの数を見られる山は日本でもここ東赤石しかないのではないでしょうか。
2年前に初めて見て、その美しさに驚き、去年は見頃の時期に二度も訪れ、タカネバラを存分に楽しみました。そして、今年は遠方の花好きの方にも、東赤石のタカネバラの素晴らしい姿を見ていただくことができて、四国の山を歩く人間として、ひじょうに嬉しく思っています。
話の発端は去年の6月にNさんの掲示板にタカネバラの画像を貼らせていただいたことでした。花の好きな人間、特にバラ好きの人ならば、誰しもタカネバラの咲く光景は見たいものです。
5月末に最初の連絡を取り、それからメールや電話などで打ち合わせをし、下見をしてから実際に登る日にちを決めることにしました。下見の結果、今年は花が早そうなので、6月25日で良いだろうと言うことになりました。
Nさんは名古屋から松山行きの夜行バスで見えることになりました。帰りもその日の23時台のバスで帰られるそうです。
三島・川之江インターには5時40分台に到着だとか。しかし、たいていは早めの到着だそうで、それならば5時半に川之江インターーにお迎えに行くことにします。
4時過ぎに起床し、洗濯物など干していると辺りは明るくなってきました。夜明けが早く日暮れが遅い良い季節です。
自宅を5時少し前に出発、いつもよりちょっとだけスピードを出して走ります。丁度5時半にインターの料金所に着きました。車の色をNさんに前もって知らせてあったので、Nさんが直ぐに現れました。やはりバスは早めに到着したそうです。名古屋のような都会と違い、あまりにも淋しいインターに驚かれたようです(^_^;
法皇トンネルへの山道に向かう前にコンビニで行動食などを調達します。天気は良さそうなので、前日のうちに二人分のお茶とポカリ、アルミパウチのアクエリアスなどは凍らせてクーラーバッグに入れてありま下が、あまっり凍っていると肝心なときに飲めないので、クーラーバッグから出しておきます。
週初めに雨が降ったせいで、空気が澄んでいて、山肌もくっきり見え、道路沿いのアジサイが綺麗です。
そう、この道はアジサイロードです。前回の記事で間違ってアジサイ街道と書きましたが、正しくはアジサイロードですね。
カツラの葉に似てると思うのですが・・・。義妹が庭にカツラを植えているので、今度確かめてくるとしましょう。カツラは四国では剣山などの高山では時折見かける木ですが、こんな標高の低いところでも自生しているものなんですね。
前の週に下見で来たときは、ユクノキがあちこちで花を咲かせていたのですが、今週はあまり見かけず、もう終わってるのかしらん?と思っていたら、見事な大木が沢の対岸で咲いていました。
Nさんがいつも行かれる山にはユクノキは見られないそうで、二人して撮影タイムでした。
検索しても関西以西の本州、四国、九州に自生するそうで、中部地方にはないようです。
赤石方面には数え切れないほど来ていますが、朝からこんなに良い天気は初めてかも・・。
登山口には6時45分頃の到着でした。
早い到着だと思いましたが、それでもすでに車が二台とまっていて、日の長いこの時期は、皆さん早朝から登られるようです。
私たちも身支度をして7時10分に登りはじめます。
筏津からの山道との合流点を7時36分に通過します。
豊後の集落跡を過ぎたところで、東赤石の山頂が見えるのですが、今回は少し高いところに上がって撮影しました。
東赤石がはっきりと見えています。今からあそこまで登るのです。
1週間経って再びやってくると、山での時の移ろいが良くわかります。
山肌を回り込むと八間の滝の流れ落ちる音が聞こえるのですが、今回は雨の後で水量が多いのか、音が早くから聞こえ、轟々と言う音も大きいですね。
21日にやはり東赤石にタカネバラを見に来られた山陰のTさんに教えていただいたヒュウガナルコユリが咲いています。
花はもうおしまいですが、一週間前にはなぜこの場所でこの花に気付かなかったのだろう?と不思議です。
この後も、斑入りの独特の葉をたくさん見かけました。
ブルーのヤマジサイが1週間経って、とても綺麗に咲きあがってきています。
やがて、ヤマアジサイの群生が見えてきたら、いつも休憩場所にしている瀬場谷です。
瀬場谷到着は8時20分でした。
撮影タイムが長いので、やはりゆっくりペースですが、この日はNさんが三島インターを深夜のバスに乗られるので、明るいうちに下山しさえすれば良いので、急ぐことはありません。
keitannさん、早めのアップをありがとう。
まだ余韻が醒めません。もう一度登った気分を味わわせていただきますね。
タカネバラ、最高。keitannさんものガイドも適切で、あのロングコース、長いと感じませんでした。
タカネバラのピンク、ヤマアジサイのブルーがきれいでしたね。
良い山でした。
川之江インター、帰りも同じ運転手さんで、「今朝ちゃんと迎えに来てもらえた?」と聞かれました。
投稿: noi | 2009-06-27 21:24
noiさん、こんばんは。
25日はハードな日程でハードなコースの歩き、ほんとにお疲れ様でした。
内心、山頂までのnoiさんの様子を見て、もし、お疲れが見えたらコース変更して、
トラバース道を下る予定にしていたんですよ。
でも、へっちゃらのご様子だったので、稜線伝いの歩きを選びました。
そちらのほうが花をいろいろと楽しめますから・・。
北アルプスのように花三昧とはいきませんが、それでも標高1700ぐらいの割には、
いろいろな花を楽しめる良い山だと思います。
そうですか、朝も夜も同じ運転手さんだったんですね。運転手さんもなかなかハードな
日程ですね(^_^;
来年も再来年も、よろしかったらまたタカネバラを見に来てやってくださいね。
投稿: keitann | 2009-06-27 23:24