再び、東赤石へ、その2、エゴ満開
瀬場谷は登山口から丁度一時間ほどで、ほんとに格好の休憩場所です。沢の水が綺麗で辺りには季節によって、ヤマアジサイやテンニソウなどが咲き乱れます。
また沢の水を浴びるような場所ではアワモリショウマ、また秋にはジンジソウなども咲きます。
今の季節は何と言ってもブルーのヤマアジサイが素敵です。
水辺の岩の上にザックを下ろして、水分補給をします。暑い日には冷たい果物が美味しいので、生のパイナップルの切ったのをNさんにも勧めます。パイナップルは暑い時の山歩きの行動食として、すごく美味しいのです。凍らせたポカリのペットボトルと一緒に入れてあるので、よく冷えていてバッチリです。
沢にかかった橋の下に見えているのはジンジソウの葉っぱです。四国の山にはジンジソウが多く、東赤石付近には特に多いようです。
まるでモミジみたいな葉っぱは愛らしいです。
週初めにフッタ雨のせいで、沢の水量も多く、水が渦巻いています。
その渦巻いている水の直ぐ近くに咲いているのがアワモリショウマです。
水辺が好きな花らしく、沢の近くでしか見たことがありません。
左に行けば赤石山荘へと向かうコースです。
右がこの日私たちが登る予定の尾根コースです。
たいていの方は山荘へ向かう左コースを登るようですが、私は距離が長くても尾根コースが好きなので、4回に3回ぐらいは尾根コースを利用します。特にタカネバラの時期は尾根コースがお勧めです。
分岐を右に曲がると、直ぐに見えるのがサワグルミの大きな木ですが、サワグルミの木の横に、白い花の咲いた木が見えます。
どうやらアワブキの木のようです。以前、植物の会の方に教わった木です。
Nさんがここで何かの香りがすると仰ったのですが、やっぱりアワブキの花の香りだったようです。検索すると、独特の香りがあるそうです。
アワブキ科アワブキ属。この木を燃やすと泡が噴き出るそうで、この名前がついたとか・・。
登山道にはいつもここで見かけるコナスビの黄色い花が、この日も咲いていました。
ジグザグ道を少し登って 沢の音がまた聞こえてきたら、私のお気に入りの場所です。
山道の法面の岩場にモミジガサやイワタバコが涼しげにくっついています。
この日は水量が多くて、良い感じです。
アワモリショウマがもう少ししたら見頃で、7月に入ればギボウシの花も咲きあがるでしょう。
この沢の直ぐ下は、こんな風に小さな滝になっていて、いつもこの眺めを見ると素敵だな~と思います。
向こう側に見えているのは東三ツ森山方面です。
空を見上げると、とても6月とは思えない真っ青な空が広がっています。
足元にアワモリショウマが咲いていたので、至近距離で撮影できました。
ショウマの仲間はいろいろありますが、アワモリショウマは水辺に自生することが多いので、比較的簡単に見分けられます。
コゴメウツギは先週に引き続き綺麗に咲いていて、コゴメウツギの向こうに見えている沢を渡ります。
水量がこの前より多いですが、それでも苦労せずに渡れます。
去年は土砂降りの日にここを下りましたが、水量が増えていて、若い女の子たちが渡るのに苦労していたので、手を貸したことがありましたっけ。
この沢を渡ると、ここから先は右手に杉の植林、左に沢を見ながらの登りになりますが、ここからがちょっと長い歩きです。
山道に白いエゴの花がいっぱい落ちています。
思わず、上を見上げたら、真っ白なエゴの花がいっぱい咲いていました。
丁度、日が差していて、こんなに明るく撮ることが出来ました。
先週はあまりエゴを見かけなかったので、花がもう終わったのかと思っていましたが、そうではなく、まだ咲いてなかったようです。
Nさんに教えられて、沢のほうを見ると、今度は横からエゴの花を見ることができました。
エゴはうちでも植えていますが、Nさん宅にもエゴの花が咲くそうです。
Nさんは山にも登られますが、私と同じく、花や木を育てるのも大好きな方なんです。
植林の林床に生えているたくさんのアサマリンドウやツルリンドウの株を眺めたりしながら、歩きます。
途中、何度か小さな沢を横切りますが、植林と自然林との境界になっている沢に着くまでは我慢して歩きます。
ヤマアジサイが咲いているのがちらほら出てきたので、もう直ぐ目指す沢の渡渉点のようです。
こんにちは。
新緑が綺麗ですね。滝にはマイナスイオンが溢れているようで、気持ち良さそうです。今が一番良い時でしょうかね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2009-06-28 18:25
多摩NTの住人様、こんばんは。
沢沿いに歩く道は、夏の暑いときでも涼感たっぷりで、いいものです。
標高が低いので、それでも8月は暑いと思いますが、6月は雨さえ降らなければ、まだ涼しいですし
何しろタカネバラが飽きるほど咲いている、良いコースです。
投稿: keitann | 2009-06-28 22:42